ナンパ地獄変(6) Date: 2003-04-20 (Sun) 
 ナンパ地獄変 VOL.6 神奈川県・横浜





 最近よく聞かれるのが「ナンパしてないときは何してんです
か?」という質問である。あのね…いくらオレだって四六時中
ナンパしてるわけじゃない。そりゃあナンパしてない時間の方
が遥かに多いハズなんだが…。うっ、オレいったい何してんだ
ろ。そうね…まずビデオ鑑賞かな。あとは、う〜ん歌舞伎町に
行ったり、あとは寝てるかな…。まあそんなところです…はは
っ。
 今回は東京近郊シリーズ第二弾横浜だ。思わずサザンの曲を
口ずさんじゃう街だ。ふふん横浜ね〜。確かにオレの自宅から
電車を乗り次ぎ一時間ちょいで行ける距離なのに、全然行った
ことがないやね。やっぱり横浜っつうとなんとなくオシャレな
雰囲気だし、彼女とデートでもない限り足が向かない。でも中
華街とかみなとみらいとか元町とか、なんとなく人の多そうな
場所が魅力?。となれば当然ながら女の数も多いと考えていい
だろう。早速オレは関内のホテルに予約を入れ、万全の体制で
戦闘準備に入った。
 まずは関内駅周辺から攻めるか、ホテルに荷物を置くや否や
オレはいきなり街に繰り出した。横浜ステジアムを越して石川
町方面に七、八分も歩けばもう中華街だ。う〜ん美味そうな肉
饅の香りがたまらない…なんて言ってる場合じゃない。しかし
…平日昼間の中華街なんてもんは意外と閑散としてるもんなん
だな。もう昼食時間はとっくに過ぎているし、営業してる店も
わずか…。
 オレは遅めの昼食を中華街で…などという野望を諦め、店頭
売りの中華饅を一個購入して中華街を後にした。饅頭を齧りな
がらとぼとぼ肩を落とし歩いていると、ピンクのカーディガン
を着た水商売風の女と目が合ってしまった。
「あの〜何やってるの、ヒマだったらお茶でも飲まない?」失
敗して元々となると気軽に声も掛けられるもんだ。
「う〜ん友達待ってるんだけど…」一見フィリピーナ風の洋子

「あっホント、じゃあ友達来るまでコーヒーでも飲まない?」
「う〜ん…どうしよっかなー」などと考えている隙に友達が来
てしまった。しかもその友達というのがスキンヘッドにサング
ラスという屈強な男…。シャレにならない展開が訪れる前に全
速力で逃げました。
 あっぶね〜。危うく病院送りになるとこだった。しかし、『
ピンチの後にチャンスあり』の格言通り、石川町駅付近を歩く
いい感じのコギャルを発見した。
「すいませ〜ん。雑誌(ブブカ)の取材なんですけど…」近く
で見てもかなり可愛い。
「取材…ですか?」
「いやあ、取材っつっても堅苦しく考えないで、軽くお茶でも

「はあ…」コギャルの名はミキ。買い物に行く途中とのことだ
。ノリは決して悪くない。だが、この娘何かが違う。それは何
なんだ。結局、喫茶店でお茶しているときもその違和感を払拭
させることはできなかった。当然ながらふたりの距離が縮まる
こともなく、さようなら〜。もしかするとオレも歳をとったと
いうことなのか…もうコギャルなんかとは永遠に話が合うこと
なんか無いのだろうか…。
 矢つぎ早に、ジャージの似合う十九歳の専門学校生(麻美)
をナンパする。
「キャハハハ、ナンパされたのひさしぶり〜」ああそう…。こ
ういう娘は逆にノリが良過ぎて全然Hな気分に至らず。結局そ
の麻美ともデニーズでお茶しただけで別れる。
 なかなかうまく行かないもんだな〜。だけどこの横浜という
地は、そんなに悪くない気がする。もちろんオレのコンディシ
ョンやバイオリズムもあるだろうが、なんとなくいけそうな気
がしてきた。
 時刻は六時半、そろそろ当たりを引きたいところである。ふ
と見ると、関内駅に向かって歩くロングヘアーの娘を発見した
。一見OL風だがその風貌はかなりオレのタイプだ。しかしこ
ういう堅そうな娘は、間違ってもナンパなどについて来そうも
ないタイプである。まっダメ元で行ってみるか。
「あの、すいませ〜ん」
「えっ、なんですか…取材?」
「そうなんですよ…現代OLの悩みと性意識についてなんです
が…(超適当)」
「はあ、まあ少しだけだったら」とりあえず横浜市役所付近の
ジョナサンでお茶を飲む。彼女(マキ二十二歳)は予想通りお
堅いOLという印象だが不思議と話は合った。しかし…今回も
また心ない携帯電話によってすべてがぶち壊しに…。
「なんか、お母さんが早く帰って来いってうるさいから…」と
いうわけで九時前には帰宅。この後ホテルでじっくりと会話を
楽しみたかったのによ〜。クソッなんとかなんね〜のかよ。こ
の携帯電話社会は。
 どうにもこうにも毎回こんな展開ばかりで情けないというか
、怒りの持っていき場所がないね。しかし、まだまだ諦めたわ
けではないのだ。この後はナンパスポットを桜木町方面に移し
て続行だ。この時間帯に一人でいる女は引っかかる、というの
も定説にある(ホントかよ)。
 散策開始から二十分も経った頃、やはり関内駅に向かって歩
く一人のヒマそうな娘を発見。竹内結子に似てなかなか可愛い
。しかもこの歩調の遅さは絶対にイケる。
「すんません。東大ナンパ同好会のものなんですが…」
「はあ〜ナニ言ってるんですか…」決して嫌がってはいない口
調である。OLの彼女(由美子 二十四歳)は友達と食事した
帰りだそうだ。
「だったらさ、少し飲んでいかない?」「う〜ん、まっいいか
…」真面目そうだったので堅いかと思ったが、意外と簡単にO
Kが出た。
「一人暮らしだから部屋に帰っても寂しいしね」なるほど、そ
ういうことですか。とりあえず馬車道通りのバーに落ち着く。
「お兄さんはなんで、横浜にいるの?」
「ブフッ」思わず飲んでいたビールを吹き出しそうになる。ま
さか正直にナンパ記事を書くためとも言えないし。
「いや〜実は今度新しい週刊誌を出すんで、その下調べだよ」
と苦しい言い訳。
「ふ〜んそうなんだ」まっ内心は相当疑ってるんだろうが、女
というのは騙されると解っていてものめり込む性質があるもの
だ。ホストなどに嵌まるのもそのせいだろう。
 バーを出るとそのまま二人は山下公園へ。火照ったカラダに
海風が実に心地よい。氷川丸を見ながらキスを迫ると拒否する
姿勢はまったく見せない。よし、完全にOKだ。公園出口でタ
クシーを拾いホテルへ直行。
 こうなればもう言葉はいらない。部屋に入るとオレは由美子
の引き締まった肉体を貪った…。二十四歳にしては男性経験の
少なさを物語る浅い膣内は実にキレイなピンク色。
 結局、次の日も仕事のある由美子は朝五時頃タクシーで帰っ
ていった…。
 横浜二日目、正午に起床。前日三発もやったのでさすがに腰
が痛い。しかし初日から金星が出たっつうことで、すっかり余
裕のオレである。初日ドボンだと満足に眠れないもんな。遅め
の昼食をホテルのレストランで取り出撃開始だ。今日はみなと
みらいと元町を攻撃してみよう。
 ととっ、みなとみらい…マジで…寒…。なんでこんなに閑散
としているんだ。いるのはビジネスマンと制服着たOLばっか
じゃんか…。ダミだこりゃ(いかりや風・減点1)これじゃナ
ンパどころの騒ぎじゃない。早々に退散だ。
 今度はすこし戻って元町っす。元町は一キロにわたって小さ
な店が何件も連なるショッピングストリートだ。ここなら地元
のヤングを一本釣りできそうだ。何人かに声を掛けたあとやっ
と一発目の当たりが出た。女子大生リカ(二十歳)である。早
速カフェでお茶することと相成った。
「ナンパしてるんですか〜」
「そうなんだよ。なんかヒマでさ」
「わざわざ東京からナンパしに来たの」
「もちろん。キミに逢うためにね…」
「……」
「あれれ」意外と話も合い雰囲気も悪くないのだが…。いかん
せんまだ日が高く、とてもホテルまで誘い出せる時間じゃない
。仕方なく携帯番号だけ聞いてバイバイ。惜しい。
 まあ、ここは深追いしてもしょうがないな。そして一旦ホテ
ルに戻った後、またスポットを変更してみることにした。今度
は伊勢佐木町だ。この辺は風俗店と商店街が背中合わせになっ
ていて実にナンパスポットとしては興味深い。また女の子の質
も高校生からOL、風俗嬢と雑多で、選択の幅もかなり広く一
見の価値ありだ。
 昨日のこともあり、オレは内心今日も必ずイケるという感触
を掴んでいた。なーに失敗してもここにはテレクラも風俗もあ
るのだ。全然ノープレブレムである。
 商店街へ抜けるメインストリート付近の公衆電話から肩を落
とした金髪のねーちゃんが出てきた。一見風俗嬢かと見間違う
ルックスである。オレは煥発入れずに声を掛けていた。
「何やってるの?ヒマだったらお茶でも飲まない?」
「ええ〜うん、別にいいけど」一応OKは出たが、あまり乗り
気ではないようだ。とりあえずマックで事情を聞くことにした

「どうしたの、なんか元気ないみたいだね」
「……」
「どうかした?」
「実は、お金無くてテレクラに電話してた」なるほど、それで
電話ボックスから出てきたところだったのか。
「お兄さんなんかいい人みたいだから援助してくんない?」
「ええ!」う〜む、どうしたものか。まあ、飲みに行ったり食
事したりする金を考えれば多少の出費は致し方ないか。ホテル
代もかからないしね。
「イチ(一万円)ぐらいだったらいいけど…」と、一応相場よ
りかなり低い金額を提示してみる。
「うん…いいよ、それで」
 事情を聞くと、この後友達と遊ぶ約束をしたのだが、どうや
らその資金が足りないらしい。なんだかなあ。別にいいけど。
 ルミの肉体は二十歳にしてはかなり遊んでいるらしく、張り
とツヤが無い。しかも生理中とあっては、楽しもうにも限界が
あるというものだ。結局中出しさせて貰ったものの、とても濃
密な時間を過ごせたとは言えない。しかも、終わった後は急に
馴れ馴れしくなる図々しさ。(終わったら帰れっつうの…)
 とてもじゃないが、愛の無い関係をいつまでも惰性で続けら
れるほどオレはお人好しじゃない。煙草を吹かし携帯で友達と
会話するルミをとっとと部屋から追い出し、オレも再び街へと
繰り出した。
 それでも時刻はまだ六時。一年でももっとも日が長いこの季
節、街はまだまだ明るく活気溢れている。オレは伊勢佐木町付
近をじっくりと散策することにした。するとサンモール付近を
買い物帰りと思しき娘とすれ違う。もしや主婦か?それでもオ
レは迷わず声を掛けた。
「すんませーん、何、買い物帰り?」
「びっくりしたー」突然の出来事に驚きを隠せない亜由美(二
十歳)は、目の離れ具合が微妙にモー娘のゴマキ風でもある。
「ヒマだったらお茶でも飲まない?(どうも誘い文句がワンパ
ターンだな)」
「まあ、いいですけど…」と、さっきも入ったマックへ再びG
Oだ。
「へー、買い物帰りなんだ。もしかして主婦?」
「えー、違いますよ」
「それにしちゃ随分とラフなカッコじゃん。今日は仕事休みな
の?」
「うん…一応ね」仕事に関してはやけに口籠る亜由美だったが
、後にキャバクラ嬢であることが判明。
 すでに本日一回目のHを済ませていたオレは、亜由美に対す
る接し方も余裕が感じられ、それが逆に好印象になったようだ
。二時間ほど談笑した後、亜由美は黙ってホテルまで着いてき
た。Tシャツの上からもはっきりとわかる巨乳はなんとGカッ
プ。アソコの締まりも抜群で、結局朝まで存分に楽しませてい
ただいたのだった。
 想像していた以上の結果に大満足。と、言いたいところだが
、みなとみらいや元町が惨敗だったことをあわせて考えると素
直に喜べない部分はある。まあトータルでは若干のプラスと言
った感じだろうか。やっぱ正直言えばデートコースのが充実し
てんだよね。彼女ができたらもう一回来よおっと。




横浜というオシャレな街
 東京近郊であっても埼玉とは明らかにスタンスの違う街だ。
埼玉出身者が微妙に出身地を隠したがるのに対して、横浜出身
者は逆に横浜出身ということに誇りを持っている感すら見受け
られる。ダサさの象徴とも言われる埼玉とオシャレの象徴とも
言われる横浜。東京からの距離もほとんど同じなのに、なぜこ
んなにも違うというのだろうか。まあ、そんな詳しい分析は実
際どうでもいいし、しても意味がない。ただこれだけは言える
、横浜の方がナンパに対しては寛容であると。その理由とは…
つまりナンパする人間に対する寛容さなのだと考えられる。一
体それはどういうことなのか。つまり、埼玉でナンパする男と
いうのは、そのほとんどがヤンキーもしくはヤンキーあがりの
出来損ないばかり…。族車に乗っていなけりゃ畑でも耕してい
そうなイモ兄ちゃんがほとんどだ。しかも連れて行かれるのは
県道沿いのモーテルのみとあっては、とてもナンパに対するイ
メージも向上しない。逆に横浜はナンパするにしてもどこかス
タイリッシュだ。連れて行かれるのもマリーンルージュ、レイ
ンボーブリッジ、大黒埠頭、港のみえる丘公園と男のオレでさ
え間違ってついて行きそうな場所ばかりだ。確かにこんなこと
を比較することは不毛だが、オレも将来、小金を稼いで小さな
一戸建てを購入することになったら、迷わず横浜にしちゃいそ
うである。
こでは本文では割愛せざるをえなかった女の子達も紹介して
います。






X月◎日  一日目

PM2:40 洋子…一見フィリピーナと見間違うルックス。
もしかするとヤ○ザの情婦か?

PM3:15 ミキ…二十歳コギャル、ルックスは抜群であっ
たが話がかみ合わずバイバイ。

PM3:55 美奈子…学生、笑顔の可愛い娘だったが、この
後バイトということなので仕方なくスルー。このパターン多し


PM4:05 まさえ…ちょいブスの十九歳、用事があると断
られるも携帯番号だけは聞く。
PM4:30 麻美…ジャージの似合う専門学校生。中華街付
近のデニーズでお茶。あまりタイプではなかった。

PM6:35 マキ…二十二歳OL、なかなかタイプだったの
だが、お母さんより「早く帰ってきな」との電話が…。毎回こ
のパターン。もうイヤ。

PM9:15 由美子…二十四歳、OL。竹内結子風。しかし
きままな一人暮らしはいいね、朝まで三発。

 X日△日  二日目

PM2:45 リカ…二十歳女子大生、とりあえずお茶はする
も、Hな展開にならずアウト。

PM3:55 ルミ…二十歳無職、一見風俗嬢かと思った。金
がないということで仕方なく一万円援助。

PM6:25 藍子…ちょっとフカキョンぽかったが、この後
バイトとのこと。

PM6:35 リエ…十九歳フリーター。カラオケボックスの
チラシ配らなきゃ…とのことでアウト。

PM6:40 亜由美…二十歳キャバクラ嬢、Gカップという
巨乳の持ち主。濃厚なHを堪能させてもらいました。


一口メモ

中華街、みなとみらい、山下公園、元町などの観光地はナンパ
に不向き。とくに平日のみなとみらいは閑散としたものだ。狙
うとしたら夜の馬車道通りしかないだろう。

今や横浜名物とも言えるのが風俗だ。ヘルス、ソープ、デリヘ
ル、ホテトルとすべてにおいてグレードが高い。特にホテトル
業者は競争が熾烈なため、可愛い娘揃いとの噂。しかも二万円
も出せばお釣りがくるほどリーズナブル。

唯一ナンパに適しているのが伊勢佐木町である。ここなら素人
であっても簡単に声を掛ることができるのだ。またテレクラや
風俗も隣接してあるので、失敗したら迷わずにGO!

横浜
女の数      ☆☆☆☆
女の質      ☆☆☆☆
ナンパのしやすさ ☆☆☆

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