ナンパ地獄変(13) Date: 2003-04-22 (Tue) 
 ナンパ地獄変  VOL..13 広島県




もみじまんじゅう!と、言うわけで今回の舞台は広島だ。東京
から『のぞみ』で約四時間半。新幹線に揺られるとそこはもう
広島じゃけんの〜。
 しかし駅を一歩踏み出すと…さっ寒い…空もどんよりとして
るし…あぁあ沖縄とか、もうちょっと暖かいとこにすりゃよか
ったな。着いて一分もしないうちに大後悔である。とりあえず
タクシーで予約してあったホテルへGO。最初にタクシーに乗
って運ちゃんに話を聞くのは情報を得るのにすごく役に立つ。
まさかホテルのフロントで風俗街とかは聞けないしね。どうや
ら運ちゃんによるとテレクラのある場所は薬研堀通りもしくは
流川通りという場所。そこは風俗のフルコースらしく、何でも
あるよ。との事だ。
 ホテルに荷物を置きさっそく出撃開始だ。フロントの話では
若者たちは本通りというアーケード街によく集まってるという
。とりあえず行ってみるか。平日の昼下がりとあって人通りは
まあボチボチ。驚いたのは東京並みにキャッチセールスが幅を
利かせていることだ。しかも行く手を阻んだり服をつかんだり
とやたらしつこい。こいつらと一緒にされるのはゴメンだな。
と、いうわけでアーケードから少し離れた場所でなにげに暇そ
うにしていた娘に声をかける。
「暇そうですね…」
「えっ暇じゃないですよ」
「あっオレキャッチじゃないから」
「うそ…」
「ホント、ホント」
「じゃあ何なの…」と、訝しがる桂子(二十三歳、OL)とり
あえず声をかけたけどまあたいして可愛いくもないので、あま
り深追いはしない。
 しかし寒いな〜。前回の北海道とたいして変わらんぞ。まだ
正午を過ぎたばかりでこの弱音も情けないっちゃ〜 情けない
が。仕方ない。初日からまた風邪でも引いた日にゃあアンタ。
このあとの展開がボロボロになっちまうしな。
 しゃ〜ない、いつものように困ったときのテレクラ頼みか。
と、いうわけで風俗店の密集する流川通りのLという店に入る

「すいません。初めてなんすけど…」フロントは黒ブチ眼鏡を
かけた愛想のいい小太りの男が一人で店番をしている。
「はいはい…えっと、初めての人は一時間サービスで三時間三
千円ね」馬鹿に安いが、地方都市ならこんなもんか。
「電話の鳴りはどうすかね」財布を出しながらなにげに聞いて
みる。
「全然!ダメ」
「ええ?」
「鳴ってないね…」
「まっマジっすか」財布から千円札を出す手が止まる。
「う〜ん、正直なとこ今はやめといた方がいいよ。悪いこと言
わないから」店員にそこまで言われて強引に入店するほど度胸
の座ってないオレである。
「じゃあまた時間をずらして来ます」と、そそくさと店を後に
した。
 もう一度アーケード街を通り抜け、そごう(まだ閉店してな
い)のある方面へと歩く。ふと横断歩道付近で金髪の娘を発見
。目の焦点もどこにあってるのかわからないボ〜っとした感じ
だ。迷わず声をかけると一応拒否する姿勢は見せない。OK…
なのか。
 リカ(二十歳、無職)オセロの片割れに似。だ。とりあえず
そごうの八階でチョコパフェを奢る。
「ヒマだったの…」
「うん」
「なにやってたの?」
「べつに…」むっ難しいな、こういう何を考えてるんだかわか
んないタイプは。それにしてもチョコパフェだけは美味そうに
食うヤツだ。こういう挙動不審な娘は深追いすると墓穴を掘る
ことになりそうだし、適当にバイバイしよう。
 どうもいかんな。その後二、三人に声をかけるがこれといっ
た当たりはナシ。仕方なく一旦ホテルへ戻ろうとしたその矢先
、ゴマキ似のアヤ(二十歳、専門学校生)とバッタリ。オレが
東京から来たことを告げると、ナンパにのってきた。こうでな
くっちゃ。
 オレとアヤは出会ってからわずか十分でホテルの一室にいた

「やだ〜、まさか東京からナンパしにきてるの?」
「あのね…んなわけないでしょ」
「じゃあ何しにきたの?」
「ん…いや…ナンパ…」
「キャハハハマジで〜」というわけですっかりと打ち解けてし
まったオレとアヤ。そんな二人が肉体を貪りあうまでにはそう
時間はかからなかった。夕方過ぎまで部屋にいたアヤとは結局
夕ご飯も共にすることとなり、本通り沿いにあるしゃぶしゃぶ
店で今度は牛肉を堪能。これで寒さと疲れも吹っ飛ぶというも
のだ。
 午後八時にはアヤと別れ、すっかり手持ち無沙汰となったオ
レは腹減らしにテレクラへ行くことにした。一発やったことで
心も軽い。こういう余裕のあるときこそ成功する(ハズ)だ。
フロントの兄ちゃんは、さっきの小太りから四十代中頃のオッ
サンにチェンジしていた。三千円を支払いむさ苦しい個室へ入
る。 すでに夜だというのにコールは回復していないようで、
三十分が経過してもまともなコールはゼロ。しかも早取り制な
ので集中力を必要とするためマンガなんかも読めない。このま
ま三時間はキツイな…などと思い始めた時、やっと一発目の当
たりが来た。
「あっこんばんわ」
「お兄さんそこはどこ?」
「えっ、ここって、広島だよ」
「そんなんわかってるって…広島のどこよ」
「えっと…ここは、と(地図を確認するオレ)流川通りってと
こだよ」
「ああ、近いね、あたし今パルコの近くにおるんよ。遊ばない
?」いきなり遊ばない?と来たか…。まあ援助ってことなんだ
ろう。しかし顔だけ見るのも悪くはないか。じゃあ五分後にパ
ルコの前で。と約束しダッシュで現場へと急ぐ。
 そこに立っていたのはピンクのカットソーを着た内藤陽子似
の娘、広子(十八歳、無職)。想像していたより十倍は可愛い
かったので吃驚だ。
「こんばんわ…」
「え〜、ホントに三十過ぎなんですか〜。びっくり」
「アハハハ」
 ってなわけで、ホテルに戻って今日二回目のH。これまた想
像以上のナイスバディに寒さで縮こまってたチ○ポもギンギン
。結局二発。
 こうして広島初日の夜は更けていったのだが、予想以上の高
結果にとまどいを隠せないオレでもあった。
 翌日、快晴!かと思いきや、天はどんより曇り空。今にも雪
がチラつきそうな気圧配置である。しかし心は軽やかであった
。なにせ初日から白星が二つも出たってことでかなりゆとりが
ある。焦ることもないのでホテルのバイキングでゆっくり朝食
を取りながら今日のスケジュールを思案する。
 うむ。風俗情報誌によれば市内だけでもテレクラは七、八軒
は確認できた。これならナンパに失敗したところでなんとかな
る。もう広島はもらったも同然だ(なにが)。朝っぱらからホ
テルのレストランで風俗誌を読みつつニヤニヤする男ほど怪し
いものはなかったろう。ふふふ、許せ。
 幸運なことに正午を過ぎた頃から日が差し始め、ナンパには
絶好の天気となった。早速本通り付近へと探索を開始しに行く

 だいたいこの時間にぶらついてる娘などヒマに決まっている
。皮ジャケットを着たお姉さん風に、すれ違い様声をかける。
「なにやってんの?」
「えっ、いえ、お昼ご飯食べようと思って」
「あっいいね。オレも一緒に食べていいかな…」多少強引なや
り方だが、ナンパはそれくらいが丁度いい。パルコ裏の公園で
サブウェイのハンバーガーをパクつく。ちょっと寒いが、天気
がいい日は外で食べるのも気持ちいい。
 洋子(二十一歳、雑貨屋勤務)だが、この後二時から仕事が
入ってるらしい。なかなかいい雰囲気であったが、まっそうい
うことであれば仕方ない。
 洋子と別れた後、またスランプが訪れる。どうしても午後三
時前後というのはナンパしにくい時間帯なのだ。かといってこ
の時間帯はテレクラの鳴りも極端に弱い。
 しかし四時を回った頃、看護学生の由美子(十九歳)が網に
かかった。まぁそれほど可愛いというわけではないが、ノリが
良く会話のテンポもスムーズ。これならいけそうだ。バーゲン
を見たいということなので、仲良く手をつないでウインドウシ
ョッピングを楽しむ。傍から見れば恋人同士の二人だ。
「そろそろお腹空いてない?」時刻はすでに午後六時。
「うん。空いた〜なんか食べたい」
「じゃあお鮨でも食べにいこうか」昨日のしゃぶしゃぶに続い
て今日は鮨!。うまく行ってるときくらい経費使ってもいいよ
ね。なんて言う勝手な理論を行使して贅沢三昧のベアー。これ
で逃げられたらシャレにならんぞ…。という推測は、こういう
ときに限ってよく当たる。
 鮨を食い終わった由美子は。
「そろそろ門限の時間だから」と、言い残しとっととバスで帰
ってしまった。茫然とバス停に立ち尽くすオレ。ショックだな
〜。しかもオレの手元にはしっかりと鮨屋の領収書が…。ま、
まだ八時前じゃないか。気を取り直してナンパを続行する。
 パルコの裏手から伸びている並木通りは、この時期であって
もクリスマスのようにイルミネーションがキレイだ。周辺には
お洒落な店も多い。思わず立ち止まって見ていると、横道から
米倉涼子風の娘が歩いてきた。
「なんでこの時期までイルミネーションがついてるんでしょう
ね」
「さあ?あたしに聞かれても…」
「もう家に帰っちゃうんですか?」
「ええ」
「もう少し飲みたいと思いませんか?」
「それってナンパですか」
「そうですよ。もちろん」
「この寒いのに大変ですね…」と、やや同情気味につき合って
くれた祥子(二十三歳、OL)パッと見、なかなかいい女であ
る。
 何はともあれホテルのバーまでついてきたのは、オレに若干
でも興味があったのだろう。もちろんバーで飲んで、そのまま
帰すほどオレも野暮天ではない。そのあとはキッチリと部屋で
昇天させてやった。祥子の肉体は透けるほど白く、柔らかい肉
質がまさに舌の上でとろけるような味であったことを最後に補
足しておこう。

 それにしてもこの寒さに一時はどうなるかと思ったが、結局
トータルで考えればまさに上々の出来であった。やはりナンパ
は南に行けば行くほど成功率が高くなる。そんな法則を見つけ
たとこでまた来月ね。


こでは本文では割愛せざるをえなかった女の子達も紹介してい
ます。

X月◎日  一日目

PM1:20 桂子…二十歳OL、ブスだったのであまり深追
いせず。。

PM2:05 リカ…二十歳無職、なんだか不思議少女。後携
帯番号を交換して別れる。
PM2:55 美歩…二十一歳OL、清水美砂似のなかなか美
人。このあと用事があるとかで深追いはせず。

PM3:05 まり…十九歳専門学校生。ジュディマリのユキ
ちゃん似。彼氏と待ち合わせとのことで早々にバイバイ。

PM3:10 アヤ…二十歳専門学校生、一見ゴマキ似でかな
りレベル高い。ホテルの部屋でまったりと過ごす。

満を持してテレクラへ…。

PM8:10 広子…十八歳無職、援助費用も高くないほどの
ナイスバディ。やりまくりました。

 X日△日  二日目


PM1:00 洋子…二十一歳雑貨屋、二人でのんびりとした
昼下がりを過ごす。サブウェイのハンバーガーはうまいね。

PM2:15 尚子…二十一歳OL、声をかけた後でブスとい
うことが判明。あわててスルー。

PM4:05 由美子…二十歳看護学生、鮨まで奢ったのにキ
スすら無し…。それでいいのか。

PM8:10 …二十三歳OL、ホテルのバーに誘ったのが幸
いし、肉体を堪能する。


広島
女の数      ☆☆☆
女の質      ☆☆☆
ナンパのしやすさ ☆☆☆☆

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