ナンパ地獄変(14) Date: 2003-04-22 (Tue) 
ナンパ地獄変  VOL..14 岡山県




 きびだんごっ!てなわけで、今回の舞台は岡山である。岡山
と言ってもね〜、おかやま。んん、自分でもその予備知識の無
さにちょっと吃驚だ。倉敷じゃん。と言われれば。あっそうか
。とも思うが、じゃあ倉敷ってどんなとこなのよ。と、聞かれ
たら全然こたえられないよ。まいったな〜。もう一度地理を勉
強やり直さなきゃな。
 岡山駅に一歩降り立ったオレを強襲する寒さ。せめてこんな
時期だから東京より南へ行こう、というオレの浅はかな気持ち
を嘲笑うように吹きすさぶ北風。かーっさみ〜。思わずコート
の襟を立てる。何といっても冬場におけるナンパで一番の敵と
言ったらこの寒さだな。(夏は暑さだけどね)まずはこいつを
何とかしないと。と、言っても特にこれといった得策があるで
もなし。仕方なくトレナーを二枚重ねて着る。
 駅周辺にはビブレなど若者の集まりそうな場所もあるが、い
かんせんこの寒さじゃあまり人通りも期待できない。時刻は十
二時を少し回ったところだが、ホテルを出た途端いきなり弱気
のムシが騒ぎ出す。まいったな〜。着いてからわずか十分しか
経過してないというのに…。とりあえず風俗誌でテレクラの場
所だけは確認してある。まっまさかこんなに早くテレクラに逃
げるんじゃないでしょうね…と、いう読者の嘆きが聞こえてき
そうだが、仕方ない。背に腹はかえられないのだ。
 ホテルから徒歩二十分、やっとの思いで辿り着いたテレクラ
であった。築三十年は余裕で経っている老朽ビル二階。ここで
やっと勝機が開けるかも…という願いは虚しく、フロントの男
が吐いた言葉はあまりにも絶望的であった。
「全然鳴ってないからやめほうがいいよ」そう吐き捨てると、
さっさとテレビ画面へと顔を向ける。
「うっそ〜」シワシワのワイシャツを着た四十絡みの男はオレ
には目をくれようともしない。こりゃ駄目だ。コールが無いの
は仕方ないかもしれん。しかしあの客を客とも思わない態度は
心底腹が立つ。客商売をなんだと思ってるんだクソッ。と、頭
に血がのぼってくると、段々と寒さにも慣れてきた。表町商店
街というアーケード街で声をかけてみるか。
 それにしてもこういった地方都市に来るたびに感じるのは、
これだけ人が少ないのによく街が成り立っているな。というこ
とだ。東京生まれのオレとしては人事ながら心配になってしま
う。余計なお世話と言えばそれまでだが。岡山もご多分に漏れ
ずメインストリートにしてこの人の数だもの。




 と、心配しているとき、なにげに声をかけてみたのは二十二
歳のOL路子。おとなしそうで、声をかけられればなんとなく
断れない印象の娘だが。
「ごめんなさい。まだ仕事中なんです」まっそんなものだ…。
仕方なくスルー。続けて東急ハンズ付近で二十歳の学生澄恵に
声をかけた…しかし。
「う〜んこのあと彼氏と待ち合わせなんですよ。ゴメンネ〜」
だと。
 仕方ないね…。しかし声をかけることによってオレは徐々に
だが自分のペースを掴みつつあった。当たりを引くのも近い気
がする。
 表町にあるラーメン屋で少し遅い昼食を取ったあと、気合い
を入れ直し再び出撃開始だ。すると五分もしないうちにOL弘
子(二十二歳)をお茶に誘うことに成功。この寒さの中、再び
喫茶店で暖を取ることが出来て素直にうれしい。しかし弘子は
オレが考えていた以上に真面目で固い娘のようだ。一時間ほど
過ごした後、そのままリリース。こういうど
うやっても次の展開に進めそうもない娘に深追いは厳禁だ。
 再びアーケード街に繰り出したオレ、しばらくブラブラして
いると茶髪パーマの水野美紀風を発見、背後から襲撃する。
「ねっ学生?」
「ひっ、なんですかいきなり…」
「いや。岡山ナンパ同好会の者なんだけど、美味しい岡山ラー
メンについて僕と語り合わない?
「はぁ?」いきなり声をかけられ面食らった表情。しかしオレ
の第一印象は悪くないようである。
「この寒いのにナンパしてんですか…」
「そうなんだよ、そこがナンパ同好会会長としての辛いとこな
のよ」とりあえず近くの喫茶店でコーヒーブレイク。ヒトミは
二十一歳の大学生である。
「へ〜じゃあ寮住まいなんだ。XX学部ってメチャクチャ頭い
いんじゃないの」
「そうでもないけど」と、自然と話ははずむ。が、しかし。話
をするうちにこんなお固い大学生が果たしてホテルにまでつい
てくるものかな〜などという疑問がどんどん湧いてくる。いい
感じになった二人が手をつないでウインドーショッピングして
いるときもだ。




 そして…その思いは危惧に終わった。結局オレの泊まってい
るホテルに行く?と問いかけると黙ってうなずくヒトミ。やっ
ぱりね〜いくら頭脳明晰であってもセックスは別。ベッドでは
予想以上の淫乱ぶりを発揮してくれました。
 ヒトミと別れても時刻はまだ七時。就寝するにはまだ早すぎ
る。オレは再び極寒の街へと繰り出した。
 しかし駅周辺はすでに人の数が激減している。するとやはり
表町か…。表町へ行くには市電かタクシーを使いたいところだ
が、その間ナンパできるかもしれない、という期待も込めてこ
こは徒歩。しかもついに雪までちらつき始めた。クソッ。
 歩くこと二十分。やっと表町についたのだが、すでに閑散と
した雰囲気。店も半分くらいが閉まっている。とてもじゃない
が、こんなではナンパは無理と判断しもう一度テレクラ店の扉
を開けるが…。
「鳴ってない。やめときな…」おいおい昼間よりさらに店員の
態度がぶっきらぼうになってんじゃねーか。どういうこったよ
。こうなったらもうテレクラに頼るのは金輪際やめだ!(岡山
ではね)路上で勝負してやるよ。と、意気込んでみたものの街
自体が危篤状態じゃな〜。
 しかし、ここから逆転の突破口が開けるからなかなか人生捨
てたもんじゃない。肩を落としとぼとぼとホテルへ帰る途中な
にげに声をかけた万里子(二十二歳OL)が網にかかった。偶
然にも友達との約束をドタキャンされたらしい。
「ひどいんだよ〜。向こうから誘ってきたのにさ」
「おお、そうだな…」
「もう!あったまきた」
「おーおー」
「今日は遊んでやる!」と、いうことで近所の居酒屋へGO!
。こっちとしては実に願っても無い展開であった。
 ちょいポッチャリ目の万里子の肉体は、抜けるほど肌が白く
かなりの拾い物であった。顔写真だけは撮らないで。という希
望もあって後ろ姿のみ撮影。こうして岡山初日は過ぎていった



 二日目。昨日の雪はすでにあがり快晴であったが、寒さ自体
はあまりやわらいでいない。しかしそれでも朝食も食べずにそ
そくさと街へと出掛ける。オレとしては昨日の好調をキープし
たまま連チャンモードに入りたいのだ。岡山の街自体は確かに
ショぼいが、女の子の反応は決して悪くない。これが偶然なの
か、そうでないのか。確認したいという気持ちもある。
 特に今日は休日ということもあって、昨日とは人の数も違う
。なんだかいけそうな気がしてきたぞ。駅前の付近を行ったり
来たりしているうちにモー娘のなっち似を発見。迷わず声かけ
た。
「これからどっか行くの…」
「えっうん。ちょっと」と、言葉を濁すなっち似は加奈子十九
歳の学生である。お茶飲むぐらいだったらつき合ってもいいか
な。というわけで付近の喫茶店へ。
「でもさこのあとお姉ちゃんと待ち合わせしてんだよね」
「そうなの…」姉妹丼も悪くはないが、まずそんな展開に持ち
込むのは至難の技だろう。とりあえずサンドイッチ食ったらバ
イバイすっか。などと考えているうちに姉がやってきた。
「待った…あっあれ」やってきた奈津子(二十二歳看護婦)は
妹と一緒にいるオレの顔を訝しげに見る。
「だっだれ…」
「いや、僕はさっき妹さんをナンパしたものです。よろしく」
「はあ、よろしく」というわけで奇妙な三角関係が出来上がっ
た。
 妹の加奈子がなっち似なら、いかにもケバい姉の奈津子は中
澤似といったところだ。それにしても金髪にキツイ化粧はとて
も看護婦には見えないぞ。
「このあと温泉に行くんですよ」
「そう。二時のバスでね」なんだよそれで二人は待ち合わせて
いたわけか。ガックシ。
「ねえ、一緒に行こうよ」
「えっ?」
「あっそれいいよ。お兄さんも一緒に行こうよ温泉に」おいお
いマジで言ってるのか。
「あのさ、温泉ってどこの温泉なの」
「え〜とね。どこだっけ。ツアーだからよくわかんないんだけ
ど。途中までバスで行ってその後フェリーに乗るんだよね」フ
ェリー?いったいどこに行くというのだ。なんでもツアー料金
は一万九千八百円と格安らしく、温泉は混浴らしい(ホントか
よ)。オレも特にせっぱ詰まった仕事があるというわけではな
いが…しかし…。
 なんでもバスの乗車場所がオレのホテルのすぐ隣らしいので
、時間まで部屋でくつろぐことになった。しかし…まさか3P
なんてことには…当然ならんよな。
 それでもノリのいい奈津子とは加奈子がトイレに入っている
隙にキスを交わす。もちろんそれで終了。まっそんなものでし
ょう。結局バスに乗るのを見送ったオレであったが、後になっ
て考えて見れば一緒に温泉に行けばよかったかも…とちょっと
後悔したりもするのだった。
 夕方近くになり人通りに若干の陰りが見え始めたころ、表町
を歩いていた佐藤康恵似の陽子(二十一歳OL)をゲット。し
かしお茶を飲んだだけで「もう帰らなきゃ」と、あえなくタイ
ムアップ。どうもいかんな。
 すっかり夜の帳が降りるころには気温も下がり、かなり冷え
込んできた。いかんな。日曜の夜はナンパするには一番やっか
いな日だ。表町の人通りも極端に減ってきている。この現状を
なんとか打破しようと、捨て身で声をかけた春香(二十歳専門
学校生)がなんとか食事(イタ飯)につき合ってくれた。
「へ〜東京からなにしに来たんですか」まさかナンパしにきた
とは言えない。
「いや、ちょっとね…仕事だよ仕事」苦しまぎれのウソ。
「そうですか、なんかわからないけど大変ですね」コギャル風
の見た目とは違って意外と礼儀正しい春香、今日はバイトの帰
りらしく丁度お腹が空いていたそうだ。どうりでよく食う。
 まぁうまく行くときというのは意外とこんなもので、食事の
あと春香はすんなりとホテルにやってきた。オレは彼女の肉体
を朝までたっぷりと味わい、二人は次の日まで濃密な時間を過
ごすこととなった。

 正直なところ街そのものはショぼいと言わざるを得ないのだ
が、女の子の質もまあまあだし、うるさいキャッチなどもあま
りいないので比較的ナンパはしやすい。しかし今回も寒かった
。教訓としてこの季節のナンパは仕事でもなければ決してお勧
めできません。以上。


こでは本文では割愛せざるをえなかった女の子達も紹介して
います。

X月◎日  一日目

PM12:40 みちこ…二十二歳OL、まっあまりタイプで
もなかったので深追いせず。
PM1:05 エリ…二十歳専門学校生、声をかけた瞬間キャ
ッチと間違われる。あまりにも不審者扱いされたためむかつく


PM1:15 すみ江…二十歳学生、とりあえず携帯の番号だ
け聞いて別れる。あとでかけると「現在使われておりません…


PM2:15 博子…二十二歳OL、あまりにも真面目すぎて
まったくHな話をする余裕はナシ。

PM3:40 ヒトミ…二十一歳学生、食事の後、ホテルに戻
り濃密な時間を過ごす。

PM8:15 万里子…二十二歳OL、友達のドタキャンによ
って幸運が転がり込む。本日二度目のH、腰が痛い。

 X日△日  二日目

AM11:20 加奈子…十九歳学生、姉の登場で予想しえな
かった展開に発展。

PM12:00 奈津子…二十二歳看護婦、とても看護婦とは
思えない風貌に愕然。加奈子ともども姉妹丼をもくろむも粉砕
。キス止り。

PM5:35 陽子…二十一歳OL、非常に可愛い子だったが
、Hな展開に持ち込めず。

PM6:55 はるか…二十歳専門学校生、hitomi似で
乗りも抜群。朝まで二発、一回は中出し。

岡山
女の数      ☆☆
女の質      ☆☆☆
ナンパのしやすさ ☆☆☆

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