ナンパ地獄変(17) Date: 2003-04-22 (Tue) 

ナンパ地獄変 千葉




 というわけで、千葉です。千葉といえば落花生と菜の花畑なんだけど、べつに観光地に行くわけでもないし。総武線の快速に乗ってのんびり行こうと考えてたら、いきなり雨だよ。か〜。ナンパにとって最大の敵とも言うべき雨。前回までが雪で今回が雨か。前途多難だなこりゃ。
 そして電車に揺られること45分。やってきた千葉駅、その規模の大きさにちょっと驚嘆。モノレールまで走っちゃったりして…ここはメトロポリスかよ。って、大袈裟すぎ? 。もっと田舎のこぢんまりとした駅を想像していただけにカルチャーショツクだ。(ちなみに当編集担当のサミュLは千葉県出身です。関係ないけど)とりあえず予約しておいたホテルに荷物を置き探索開始。カサを持ってこなかったのでフロントで借りる。
 千葉の街自体は駅周辺と違い、大都会というほどでもなく人もそれほど多くはない。まっ雨も降っているし。やはり平日の昼間じゃナンパするのに適した環境とも言えない。まずはパルコの周辺をブラブラしたあとで、栄町へ。ソープ街としてはかなりの知名度を誇るここ栄町も、まだ昼間とあっては人もまばらだ。
 しかしなんとかかんとか新潟出身の大学生礼子(二十歳)をゲット。
「雨の日にナンパしてるなんて、変わった人ですね」
「そうですかね。僕にとってはこれが普通なんですが」
  しかし外見からの予想通り礼子は超マジメっ娘。ホテルのラウンジでお茶しただけで早々に別れる。可愛い娘だったんだけどね〜。
 まっ、出だしはいつもこんなものですよ。天候は良くないが、流れは悪くない。なんとなくペースが掴めた気がする。つづけてパルコの裏あたりでヒマそうにしていた専門学校生の陽子に声をかける。
「お茶でも飲みに行かない? 」
「え〜やめときますよ」あくまで拒否の姿勢。
「なんで」
「だって…怪しそうだもん」
 ガクッ。
「そんなことないだろ。オレのどこが怪しいというのよ」
「う〜ん。全体的にかな」
 ひで〜な〜。まっ陽子の言うことも理解できなくもない。こんな雨の日にナンパしてるヤツなんてオレの他にはいないだろうからね。というわけで、これ以上怪しまれるのもオレ自身得策ではない。ここは一発テレクラでも行くかな。
 さすがに千葉ほどの中規模都市ともなればテレクラはある。しかも雨の日とあらばコール数も期待できるというものだ。早速4時間6300円コースで入室。ペットボトルのお茶を片手にコールを待つ。するとまだ1分も経過してないというのに一本目がやってきた。
「こんにちは〜」ガサガサという周囲の音からしてどうやら公衆電話からのようだ。
「こんちは。今どこにいるの? 」
「あのね、千葉駅からだよ」やっぱり…。
「あっ、そうなんだ」どうせ援助だろう。と、思いながらも一応会って顔だけは見てやりたい。外は雨だし、写真撮らせてもらえるのなら多少の援助も吝かではない。
 二分でアポを取り、オレは即効で待ち合わせのパルコ正面入り口へ。するとまもなくタクシーが到着。中からコギャル風味のミキ(19歳、無職)が降りてきた。
「いないかと思って焦っちゃったよ〜」想像してたより幼い感じだ。顔は可愛いというほどでもないが、ブスでもない。まっこんなところだろ。結局交渉の末、援助金はモデル代込みのイチゴーということで落ち着いた。
 しかし肉体の方はさすがに若いだけあってピチピチ。締りも抜群で三時間タップリ、合計ニ発も楽しませていただいた(もちろんナマ)。
 依然雨は降り続いていたが、彼女をタクシーで送って行くついでに今度は駅周辺をブラブラしてみる。千葉そごうはコギャルブランドの店も結構入っていて人気が高いのだ。駅へと続くコンコース内でパフィーの亜美似の専門学校生ユカリに声をかける。


「なにやってるの? 」
「えっ、なにって…家に帰るとこですけど」
「もう帰っちゃうんだ。ふ〜ん」
「だって、私の家遠いんですよ。九十九里の方だから」なんでも千葉駅から電車で一時間以上かかるらしい。
「そりゃあ、遠いわ」本来であれば食事にでも誘いたいところだが、ここはお茶だけ飲んで潔くスルー。
 そろそろ帰りのラッシュにぶつかる時間帯であり、駅周辺はかなりの人混みとなってきた。さすがにこれだけ人の流れがあるとナンパはしにくい。つーか、こんなとこでナンパしてたら単なるバカだろ。
 ラッシュを避けるようにアーケード街であるC−oneへ。ここもなにげに女子高生などがたむろっており、ナンパするには好環境なのだがいかんせん女子高生じゃね〜。それでもなんとかターゲットは見つかった。デニムのブルゾンを着た娘がヒマそうにクレープ屋の前でウインドウを眺めている。
「クレープ食べたいの? 」
「えっ…」いきなり声をかけられ、吃驚した表情を見せるが毎度のことだ。
「オレと一緒に食べない? 」
「いえ、あんまりお金無いし、いいです」なんとなく拗ねた物言いが気にかかるが、そんなことで怯むオレではない。
「そんなこと言わないで、オレがクレープぐらい奢るからさ」
「はぁ」と、半ば強引にクレープ屋へと誘い込む。しかし彼女(仁恵、フリーター)の年齢が25歳と聞いて少なからず驚いた。
「若く見えるね〜」
「そうですか…」あれ、なんか話した感じが暗いね。やっぱ無理やりクレープ屋に連れこんだのを怒ってるのかな。
「いえ、そういうんじゃないですけど。なんか最近つまんないことばかりあって」
「へ〜そうなの、じゃ今日はお兄さんと楽しいことしようか」と、いうわけでパンプキンアイスクレープを食べ終えた後、宿先のホテルへGO!。オレは仁恵の25歳の熟れた肉体を堪能した。しかしさすがに今日二回目とあってチ○コの勃ちもいまいち。
 魚屋一丁で飲んだあとスッキリした顔で仁恵は帰っていった。彼女は欲求不満が解消され、憑き物もすっかり落ちたようである。雨もあがっていた。
 次の日、10時に目を覚ますと外は快晴であった。絶好のナンパ日和である。遅めの朝食をとったあと早速出撃開始。今日はヤングの多い駅周辺から攻めることにする。
 昨日一日ナンパしただけでは、オレもまだ千葉の特色を掴みきれていない。東京からも中途半端な近さだし、極端な田舎というわけでもない。とりあえず東京に対するコンプレックスを刺激しつつ、彼女たちの自尊心を傷つけないような誘い方を心がけたい。
 幸先よく駅へ向かう途中で飲食店勤務の正江(20歳)に声をかけるが、これから仕事らしく立ち話のみ。
 つづけてエステティシャンの涼子(21歳)をゲット。
「ヒマだったらお茶でも飲もうよ」
「べつにヒマじゃないです。このあと仕事だもん」
「仕事の時間まで結構あるんじゃないの」
「でもな〜」
 しかし渋々ではあるが喫茶店に付き合ってくれるとこなんざ、涼子ちゃんなかなかイイとこあるね。でも結局この後ケツカッチンじゃあまり長いこと引きとめるわけにもいかないし、うまくいかんもんだ。
 それにしても今日みたいないい天気だと働くのがイヤになるよな。オレにとってはナンパも仕事の一環だから仕方ないっちゃあ、仕方ないんだけど。暑くもなく寒くもないこの季節は一年のうち本当に少ないからね。
 午後3時近くなり、若干だがオレの中に焦りの炎が灯り始める。昨日は雨にもかかわらず二人ゲットできたことを考えるとペースダウンは明らかだ。このへんでなんとか当たりを引きたい。
中央公園へ向かう通りで、水色の目立つカーディガンを羽織った娘を発見。反射的に声をかける。
「こんちは。千葉商科大学ナンパ愛好会のものなんですけど…」
「はぁ? 」
「いや、その、ヒマかな〜と思って」
 一応誘いには乗ってくれたハルカ(21歳)はキャバクラ嬢である。どうやら出勤前に買い物でもしようと考えていたらしい。早速スカイラークでお茶。
「千葉にもキャバクラはあるんだね」
「え〜ありますよ。今度来てくださいよ」と、言って店名の入った名刺を差し出す。
「あっうん…。キミが最後まで付き合ってくれたらね」
「ムリムリ…ははは」そうだよな。考えてみればすぐにヤラせるキャバクラ嬢なんて皆無だし、彼女を誘う男なんざ山ほどいるもん。なんだか冷静になると口説くのもバカらしくなりとっとと帰ることにした。はぁ〜。
 午後5時、一旦ホテルに戻って対策を練り直す。どうしようか、やはりテレクラに頼らざるを得ないのか。徐々に腹も減ってきてるし…結論が出ないままも、もう一度街へと繰り出すオレ。ドトールでパストラミサンドをアイスコーヒーで流し込み腹を満たす。
 足は自然とテレクラのある方へ…。しかし煌煌とついたテレクラの看板を見上げ、今一度思い直す。時刻は午後六時、まだ早い。テレクラはストリートナンパが玉砕してからでも遅くはない。最後の切り札に取っておこう。
 腹をくくりオレはまたしても駅方面へと歩を進める。すると極端に歩く速度が遅い白いジャケットを着たOL風の娘と目があった。




「会社の帰りですか? 」
「ふふっ」突然声をかけられ、思わず笑顔を見せるOL。
「ええ、そう」
「なんか元気ないですね」
「そうかな。でも待ち会わせしてた人が用事で来れなくなっちゃって」おっこれはいけるだろ。なんてラッキーな展開だ。
「あっ、だったら僕と食事でもしませんか。もちろん僕(コアマガジン)の奢りで…」
 幸運は思わぬところから突然降ってくるものだ。この広い日本で毎日、何人の娘が待ち合わせの相手からスッポカシを食っているというのだろう。下手な鉄砲数撃ちゃ当たる。の格言通り、これだけナンパを続けてたらそんなおこぼれもちゃんと拾えるということだ。
 モデルのりょうに似た綾美(27歳)は証券会社勤務、結構カタい職業。ホテル内のレストランで食事をした後は当然ながら部屋でまったりとした濃密な時間を過ごす。話を聞いて見ると、今日のお相手は同じ部署の上司で不倫の関係らしい。とくに珍しい話題でもないが、女も27くらいになると色々あるんだね。
 
 今回の千葉編。一日目は天候が悪いにも関わらず好結果。そして二日目は苦戦しながらも最後はきっちりとゲットすることができ文句ナシ。とりあえずは満足のいく結果となった。今回も疲れました。
 では最後に一句
 スタイルも 中くらいなり 証券OL 。


一日目
PM0:05 礼子 二十歳 大学生 新潟美人のマジメちゃん。こういう娘はむずかしいよね。 
PM1:15 陽子 一九歳 専門学校生 この娘もマジメだったな〜。少しは男と遊んだほうがいいよ。
PM1:30 ユキ 十九歳 フリーター 彼氏と待ち合わせらしく、追っ払われる。
PM1:50 ミキ 十九歳 無職 コギャル風味。テレクラとしてはまぁまぁ。2発。
PM5:50 亜美 二十歳 専門学校生 パフィーに似ててオレ好み。おしかった。
PM6:50 仁恵 二十五歳 見た目は若かったが、実際は二十五。インド人もビックリ。
二日目
PM11:35 まさえ 二十歳 飲食店勤務 仕事前でアウツ。
PM0:40 涼子 二十一歳 エステティシャン 喫茶店でお茶だけしてスルー。致し方ナシ。
PM3:40 春香 二十歳 キャバクラ嬢 スカイラークでお茶だけ飲んで名刺をもらう。毎回この展開。
PM5:15 綾美 二十七歳 OL 上司の不倫の相手としてピンチヒッターに立つ。見事センター前へ。

千葉という中途半端な都会。

 正直オレは千葉駅に降り立ったとき、かなりのショックを受けたのだ。なにしろモノレールは走ってるわ、高層ビルはガンガン建ってるわで、ジェッターマルスになって2015年にタイムスリップしたかと思ったよ。いや〜頑張って赤字を垂れ流してるね、千葉県知事。
 まっそんなことはどうでもいいが、なんかその近代的なスタイリッシュさとは裏腹に、県民の心の中でも東京(都会)に対するコンプレックスが抜けきれてないように感じる。なにしろ今回ナンパした娘のほとんどが「どうせ千葉だし〜」というような口調で、自分の住む街に対する誇りを微塵も感じてないようにとれるからだ。
 だからみんなどこか卑屈な娘が多い。これは埼玉県民に近い特性でもあるかな。なにしろ千葉で一番の観光名所が、なぜか『東京ディズニーランド』ってんじゃ卑屈にもなるだろ。だからモノレールなんか頑張って作るよりも、もうちっと県民の自尊心を向上させるようないい案を練ってくださいよ〜。ねっ××さん。
 
ナンパ一口メモ
千葉県一の風俗街ともいうべき栄町だが、いま一つ活気に欠ける。ソープも平均年齢30代後半くらいではないか。遊ぶならまだホテトルの方が無難かも。

テレクラは繁華街にも関わらず3件が営業中。昼間からそこそこ客も多く盛況。ただし茂原や佐倉方面からのコールが多いので車が無いと不利。狙いは駅前からの公衆コールなのだが…。

街自体はゲーセン、カラオケ、ファーストフード、ファミレスなどが充実していてヤングの溜まり場にも事欠かない。ナンパ後のアフターも万全だがいかんせん高校生が多い。やはり卒業後は東京へ行くのが一般的なのか!!。


女の子の質    ☆☆☆
女の子の数    ☆☆☆
ナンパのしやすさ ☆☆☆



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