『蕨』 Date: 2003-04-17 (Thu) 
ドラゴン今中の「夕やけ風俗少年」VOL.2

 基本的にセックスが大好きな僕にとって、お手軽に本番でき
る店というのはやはり貴重である。最近では西川口だけでなく
、都内近郊各所で本番店が確認されている。前回の上野に続い
て今回は西川口のすぐ隣にある蕨に行ってきた。
 蕨駅から徒歩5分。某ラブホテルのそばにある××という店
はビルの二階にあり、一見すると普通のヘルスと何ら変わりは
無い。入店するとフロントと待合室が同じ場所にあるというち
ょっと変わった間取りになっていた。店員は仲本工事に似た小
柄な初老の男。
「いらっしゃいませ〜、今日はカワイイ娘がそろっていますよ
」と、愛想のいい顔で迎えてくれた。
「写真を先に見せてもらっていいですか? 」
「ええ、どうぞどうぞ」と、5枚のポラロイド写真を差し出す
店員。平均年齢が25歳くらいと、比較的高い中で21歳のA子を
選択した。まぁ確かにルックス的にかなりアレだが、そこは我
慢だ。
「では前金で1万5千円になります…」
「あの、ところでここって、本番はあるんだよね」ズバリ確信
をつくと。
「お客様、それですと、あと二千円オプション料金かかります
が、よろしいですか」なんと本番代がプラス2千円というのも
ビックリである。僕は黙って合計金額1万7千円を差し出した

 ほとんど待ち時間無くプレイルームへ案内される。清潔そう
な室内は約4、5畳でシャワーもついている。が、しかし…出て
きた女の子は…どうにも頭のネジが一本外れてそうな娘である

「あっこんにちは…」
「どーも〜」しかも蓄膿症だかなんだかしらないが、かつ舌が
悪くしゃべり方も変。とは言っても自分が写真見て決めたのに
、今さら指名の変更はできないだろう。
「ははは…」笑顔もひきつるが、とりあえずはシャワーでも浴
びて気を落ち着けたいが、どうもエッチな気分が湧いてこない
。そもそもチ○ポもまったく勃っていない。
「お客さん、ちょっと元気ないですね…」
「えっまぁ…その〜」曖昧に返事はしているが、下半身は正直
である。
「あたしのことあまり気にいらなかったですか? 」
「い、いや…そんなことはないんだけど…」逆に相手が性格の
イイ娘だと、例えブスでも恐縮してしまうのだ。
 シャワールームから出ると、ベッドに寝かされる。いよいよ
本格的なサービスが開始されるのだが、期待感みたいなものは
ゼロ。まいったな〜。
 まずはキスをしようとするのだが、抱きつくふりをしてこれ
を巧みにかいくぐる。A子は歯槽膿漏のためか口臭がきつい…
こんなんでディープキスをされるのはちょっとたまらん。とり
あえずは乳首を舐めてもらう。う〜ん、まぁまぁ気持いい。こ
のまま勃起してくれればいいのだが。徐々に体勢が下へと移動
してきて陰茎をつかむA子。いきなりチュパチュパとしゃぶり
始めたが、そのウインナー大にしかなっていない粗末なシロモ
ノではまだ到底挿入させることは無理。
いかん、いくらなんでもこのままじゃ。頭の中で自分のタイプ
の女性を裸にするシーンを思い浮かべようとするが、なぜかこ
ういうときに限ってうまくいかない。クソッ…。
「えっ、どうしたの…? 」自分に言われたのかと、訝しげな
表情でこちらを見つめるA子。
「いや、ゴメンなんでもないんだよ…」
 結局何度も挿入を試みようと努力はしてみたものの不発。最
後にはA子から「あたしのこと嫌いなんでしょ」と言われる始
末。
 いや、嫌いって言うかな〜。まぁそう思われても仕方ないん
だが…。なんだか煮え切らない思いを抱えたままトボトボと家
路につく僕であった。

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