酒宴後半戦は、韓国勢の独擅場でウィスキーショットの雨霰、メインイベントを前にこのまま撃沈かもという重いが頭をかすめる。しかし、洪さんがウィスキーのボトルに茶褐色のお茶を詰めた物を準備してくれ、この果てないウィスキーラッシュから解放される事となり、逆に韓国勢をあおり早めに酒宴を終了させるように仕掛ける。洪さんのナイスアシストはこれだけに止まらず、飲み干したグラスにおっさん連中がウィスキーを再びなみなみと注ぐと、洪さんがすぐにお茶の入ったショットグラスと交換してくれ、そのウィスキーは洪さんが一息に飲み干す。彼女、相当お酒が強いらしい。
これで形成は一気に逆転。すでに酔っぱらっている韓国勢はそんなサポートがあるとは全く気づかず、底なしの泥酔世界へと落ちていき更に1時間がたった頃宴会が終了。締めの挨拶があり、完全に酔っぱらっている専務が「んじゃま、後はごゆっくり…。」といった感じの挨拶を各自にして、ディスコを後にした。
ロビーへ一度あがり、女の子達が歯ブラシや石けんなどの簡単な洗面用具をフロントでもらい、それぞれの部屋にしけ込む。繁華街のほぼ中心に位置するこのホテルだが、車で30分から1時間ほど離れた場所から働きに来ている子もいるらしく、事が終わればそそくさと着替えをすまし家路につく子もいるらしい。
体中にお酒と性欲を巡らせ、とりあえずシャワーを浴びる。一緒に入るか聞いてみたが、お酒で赤くなった顔を更に赤くしてかぶりを振る洪さん。そんな表情が実際の年よりも彼女をずっと若く見せた。シャワーからあがりバスタオルを付けたままの格好で部屋に戻り、代わりに洪さんがバスルームへと入っていった。洪さんのサポートでずいぶんとセーブが出来たものの、前半戦にしこたま飲んだお酒がまだかなり残っている状態。ご存じの通りお酒は「ダウナー」系のドラッグに分類されるので、SEX向きでは無い。ただし、この日はそんな事をみじんも感じさせないほど元気が良く、シャワーを浴びている時点で臨戦態勢に入っていた。
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