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 合法ドラッグレポ 02(2)

と思われる物を排除する事にした。髑髏のポスターなどという趣味の悪い物は一切部屋には無いが、逆に楽しそうな演出をしてくれる小道具がないのもまた事実…悲し。というわけで、「盛り上げ役」として、ヌーディーでアーティスティックな画像特集をスライドショーに設定し、PCモニターに映し出す事にした。1枚1枚の画像の切り替わりは、3分に設定し早すぎず、遅すぎずいいタイミングで画像が切り替わるようにした。まぁ、これも実際ハイになってみないと、その速度が正しいかどうかなんて分からないんだろうけど…。それに、彼女たちが怨嗟の呪文を唱えないとも限らない…少なくとも髑髏に呪文を唱えられるよりはましだろう。

 一通り、セッティングを済ませてからお買い物。刺激の少ないスープを購入しに近所のスーパーに行く。棚に陳列されている、様々なフリーズドライタイプのスープを吟味する。どうせなら、キノコの触感がスープの味を引き立てるような物を選びたい。色々と迷った末に、フカヒレ入りの中華スープを購入。およそ本物とはかけ離れた、くずのようなフカヒレしか入っていないのは分かりきった事だが、「フカヒレ」の魅力は大きい。ただ食べる為だけでなく、ブツのお供を仰せつかるのだからそれ相当の物を準備しなければ失礼という物だ。スープを選ぶだけでも十分に楽しい時間を過ごす事が出来た。

 家に戻ると、ランニングパンツとサッカーシャツに着替え、トランス系のディスクをMDに突っ込み、1時間ほど走りにでる。すべての準備が整った後、心身共にドラッグモードに持っていく「俺流」の禊(みそぎ)的な儀式を行う。
「ランナーズハイも同時に味わっちゃおう。」
というのは嘘で、ブツにかける期待の大きさとバッドに入るんじゃないかという不安を上手に中和させる為に行うのが目的で走る。色々と試した結果、走った後が一番爽快にドラッグに望めるのだ。
「健全、かつ真剣に。」
というのがドラッグに対する自分の基本姿勢。実際、体力あった方が絶対楽しめると思うし、単純に健康である事はいい事だもん。

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