野望の帝国 野望の帝国

風俗情報

 出会いの広場(3)
加奈と一緒にいた業界風の女が
「新規の方ですか??」
と声をかけてきた。
「ええ、あの入会したいんですけど・・・。」

おそらく加奈が入店して始めて目にする獲物(=男)であろう、興味と恥ずかしさが入り交じったサディストとしては垂涎の表情を浮かべながらほぼ5秒に1回ぐらいの割合で、壁に貼ってある様々な雑誌の切り抜きや広告から目をはずしこちらのやり取りを伺っている。

「何をご覧になりました??」
「えっ??」

加奈に気をとられていたので、質問が何を意味するものなのか全然理解できなかった。(何をって、何が??)ここは余裕の対応で大人度をさりげなくアピールしようと思っていた自分にとって、ものすごい難しい質問をぶつけられる格好となってしまった。

「どこで当店の情報をご覧になりましたか??」
あくまで業界風といった対応で迫る女。(いきなりそんな質問ぶつけんじゃねーよ。)急速にいらだってくる自分を必死で落ち着かせ、インターネットで情報を得た事を伝えると、
「それではこちらの用紙の方に必要事項を記入してください。それから、身元確認の為運転免許証を頂けますか。」
免許を渡し、早速プロフィールカードとやらの記入に取りかかる。前述のとおり、すんでいる所や年齢、既婚・未婚といった情報の他に、ナニの大きさ、持久力、ねちねち系度なんかの「エロ情報」についても記載する項目がある。自己評価で5段階ぐらいに分かれた各項目に印を付けていく。まぁ、無難な所ですべて3にして、特徴出すためにねちねち度だけ5という評価にしておいた。一般情報の横に、自己アピールをする欄がもうけられており、何でも好きにかいてくれとの事。

まず、当サイト野望の帝国の関連会社、某薬局(大人の玩具から芳香剤まで幅広く取り扱う)に籍を置く者として最大限に職権を利用できる「大人の玩具いろいろありまっせ」で好奇心をくすぐり、さらにおそらく外人なんかはこねぇーだろうと思うが、英語でのメッセージも併記して、インテリ度もアピール。「まずはお話ししましょう!!」 という事で締めくくった。
記入した用紙を業界女に渡すと、写真撮影の為に扉の前に立たされる。風俗店(まぁ、この店は正確には違うんだろうけど広義いえば風俗店だ)で写真を撮影されるって事は、通常では御法度行為を強要した者のみに与えられる試練なのだが、ここではあくまで身分証明とプロフィールカードへの貼付が目的で行なわれる。
「二枚のうちお好きな方をプロフィールカードに貼ってください。」
時間をおかずして撮った写真に、大きな相違は見られずどちらかがオリジナルでどちらかがコピーといっても分からないであろう写真のうち一枚を選び、プロフィールカードに貼り付け受付が終了。その後、この「出会いの広場」利用に際しての簡単な説明があった。「援助交際禁止」、「店内でのみだらな行為禁止」に始まる儀式的なもので、しっかりとそれらの注意事項を守った日には、金を支払ってこんな所に来る意味無しとも取れる内容。まぁ、そこは本音と建て前ってヤツでしょう。店員もあくまで事務的にそれらの注意事項を伝えるだけ、毎度の事ながらこんな事ならしなくてもいいじゃねーかと思うが、何らかのトラブルが発生した場合にあくまで店側のリスクを最小限に留めるための姑息な手段であろう。

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