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【ご質問】
平加門先生、くだらない質問で申し訳ありません。私は風俗店を2店舗経営しています。
現在、店舗型のエステと24時間ホテルや自宅へ派遣する出張店を中国人女性を使って営業しております。
別に中国人女性にはこだわってはいないのですが、在籍している女の子の紹介で、いくらでも集まってきます。これからは、新業態の店を増やすなどで、拡大したいのですが、永年、こういう仕事をしていると、発送が固定化されて、なかなか次の展開が思いつきません。先生ならこういう風俗店を作ってみたいとか感じたことはありますか?
【ご質問に対するお答え】
現在の日本の性風俗は百花繚乱で、選り取り見取り、まさに行きつく所まで行きついた出尽くしの観があります。
大きな流れをいえば「本番」に向かうオーソドックスな擬似恋愛プレイ的な方向と、(SM含めた)本番にこだわらないフェチ化&細分化されたプレイを満足させる方向の2つです。
前者はソープや正統派のヘルスがその代表的なもの。
後者はイメクラ、コスプレ、痴漢や夜這いのほか、一つのプレーだけを最大の売りものにしているお店。
例えば、顔射専門店とか、性感マッサージに代表されるアナルプレイ及びアナルファック専門店とか。
これはプレイではないですが、パイパン専門店なども、割とフェチ的な色彩の濃いお店といえます。
そしてマニアックなSM系のお店等。
で、日本の各店は要するに、前者店が後者の一部を、後者店が前者の一部をうまく付けとして取り入れて、しかし自分のお店の「本道」はハズさないというような形でうまく競合しているわけです。
アジア系のエステはもちろん前者に属しますが、恐らくマッサージがついているためもあって、客層は圧倒的に中高年層が多いと思うんですよね。主にこの客層は何を求めているかというと、女のコのプレイがうまくてハードに抜くというのではなくて、疲れた心や体を癒してくれることが第一で、ありきたりな言葉でいえば、やっぱり「優しさ」ですかね。
今の日本の若い女性たちが失ってしまった「優しさ」と言い換えてもいいかもしれません。
実はこれは錯覚なんですけど(笑)。でもこれが第一であって、プレイ内容をハードにするとか、フェチ化するとかいったこととは関係ないような気がします。
お店が繁盛する秘訣は大昔から決まっています。立地条件がいい、料金が安い、店内が綺麗ないし清潔、従業員のマナーが良い、性格のいい女のコを揃えてる。これに尽きるし、これ以外に長続きする秘訣はありません。もっといえば、性風俗に限らず、社会でも何でもそうですが、「嫌な人間のところに人は集まりません。集まるとしたら同類の嫌な人間」でしょう。
特に性風俗は女のコが決め手です。今回、筆者はこのQ&Aで、性風俗の楽しみ方を生意気に色々と書かせて頂きましたが、バカといわれようとビョーキといわれようと(笑)何が楽しくて性風俗に通っているのかと真に問われれば、「性格のいいコ」探しみたいなもんです。
話をしたら楽しかった、Hをしたらもっと楽しかった。そして時間がアッという間に過ぎ、次も絶対行きたくなる・・・そんなコを求めて性風俗遊びをしているようなもんです。たぶんこれが、各性風俗の各プレイ料金約8000〜15000円程度の価値「以上の価値」を生むものだと考えています。
性格がいいというのはどこを基準にするのか難しいと思います。
筆者自身が「楽しい」と感じることだって主観であって、難しいところ。
しかし、それしかないような気がしますね。
これでは全くQ氏のご質問の答えにならないので(笑)、最後に筆者が感じていることを一つ。
性風俗が若者中心で、活(い)きのいいネーチャンと活(い)きのいいニーチャンがバンバンやりまくることは(それが自由にできるだけでも)いいことだと思います。本来、性風俗とはそうしたもので、一部の特権階級や金持ちしか遊べない風俗など、真の風俗とはいえません。
しかし、日本はこれからジワジワと高齢化に向かい、筆者自身も中高年のうち高年の方に属してみると、意外と、高齢者が安心して(しかも手軽に)行ける性風俗というのが少ないことを実感します。
筆者のなじみのピンサロ嬢やイメクラ嬢(なぜか20代後半のベテランが多い。笑)に聞くと、「60、70のオジイちゃんはたまにくるけど、この頃あまり見なくなった。(店の)若いコたちの中には、けっこう嫌がったり、どう扱っていいのか分からないというコが増えてきているよね」と。
もちろん、性風俗は、一定の若者の需要があればそれで充分成り立っていくけれども、日本はとりわけ、高齢者の性や高齢者の性風俗に冷たい(?)国です。ま、確かに、高齢者自身が枯れちゃったり、高齢者は枯れて当たり前(特に性は)という社会風潮みたいなものも根強すぎるわけです。
普通、僕らがよく使う言葉があるでしょ。「いい年をして」というのが(笑)。
こうゆう何気ない言葉が、老人を必要以上に老人にしてしまっているわけです。
随分昔の話ですが、ある病院に「ストリップを見ている最中に気分が悪くなった」という老人が運ばれてきたのを目撃したことがありました。これを見て筆者は思ったものです。
自分も年をとったら、ああゆう老人になってみたい(笑)と。
で、これと関係あるかどうか分かりませんが、筆者は昔から風呂好きで、もっといえば大の混浴好き(笑)。
せめてその望みが叶えられなくても、最低、混シャワーサービスを導入してないと、話になりません。
筆者の地元JR高円寺駅の韓国エステには混シャワーをしてくれない店が多いのが不満。
かつて、新宿だったか池袋だったかのエステで、その店はプレイそのものは女のコと客との一対一で普通と変わりなかったけれども、初めに店に客が入ってシャワーを浴びる時、(裸ではなく下着は付けていたけれども)女のコが2人もついてくれる店があって、これはいいなと思いました。混シャワーも2人、プレイも2人。
それもオール全裸というのが、けっこう王様気分で(笑)いいような気がします。
本当は少し大きめの風呂があって、3〜4人とか5〜6人で(プレーはなくとも)本格的な混浴ができる店があるとベストなんですが。
江戸時代には風呂は混浴で、しかも女性客とは別の「湯女」(ゆな)がいて、体を洗ってくれるだけではなく、風呂から上がって別室でHの相手もしてくれるというパターンがあったそうで、これなんかは高齢者向き(なぜか筆者の理想・笑)でもあって、しかも、風呂好きの日本人に向いてる気がします。
ソープ、ヘルス、あるいは非合法のデリヘルなどでは、もち、こうした混浴プレイや、俗にいう2輪車、3輪車は可能ですが、恐らくやるお店もやる女のコも限られ、かつ、料金も高いのが現状。
しかし、これの低料金化と一般化が、(現実にはありえませんが)筆者が行きたいお店、筆者が作ってみたいお店です。
究極は、アメリカのヘルス・スパと呼ばれる大乱交施設になっても構わないですが、そこまでいかずとも、小規模の性風俗でも知恵を絞れば、何とかなる分野なのではないでしょうか。
あと、これはちょっと関係ないのですが、現在のアジアンエステ、新宿や池袋の繁華街は知りませんが、高円寺では混シャワーの他に、全裸でマッサージをやってくれるところもありません。
しかし、筆者の勝手な言い分をいうと、男のセックスは、「見るのが半分、やるのが半分」みたいなところがあって、韓国エステは見る楽しみが欠落しているのが欠点。
このへんは国民性の違いもあるとは思いますが・・・・・。
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