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風俗情報

  エロ業界Q&A(6)
【ご質問】
自分は風俗店を現在経営して間もない者です。もちろん、届け出もしていないような零細のモグリ業者です。風営法と売春防止法の罪の違いが知りたいです。

【ご質問に対するお答え】
(通称だが、正確には、現在の)改正「新・風営法」(昭和61年に施行)と、「売春防止法」(昭和33年に施行)の違いは、比較的分かりやすいです。
「風営法」の方は、特定の業種を許可制(許可をもらうのは半ば強制されています。
業種はレストランやバーやクラブや喫茶店&お寿司屋さんのような食べ物屋さんも含む飲食業全般)と、届け出制(届け出は任意ですが、届け出ないと非合法店と見なされ、摘発される可能性があります。業種は細かい分類があるのですが、代表的なのは、ぜーんぶ御馴染みのソープ、ストリップ劇場、ピンサロ、大人のオモチャ店、ラブホテル、個室マッサージなど。改正されてからは、テレクラやアダルトビデオ通販業、さらに改正されて今をときめく出張マッサージ業〔=デリヘル〕なども指定されました)に大きく分類されています。

 「売防法」の方は、業種は具体的には指定されていません。
簡単にいうと(男性も含め)売春を業とする者及び、それを管理・助長・幇助する者で、売春デートクラブ(以下DC)の経営者や従業員はもちろんのこと、幇助としてはピンクチラシの印刷所、これらを電話ボックス等にペタペタと貼る、いわゆる「貼り屋」、現在社会問題化している捨て看の製造者や貼り屋などが含まれます。
もちろん、風営法で届け出ている業種でも、(極めて悪質の場合としてですから摘発例は少ないですが)「本番」をしていれば、「売防法」が適用されていることもあります。なのに「新・風営法」の指定業種の中に「本番」がほぼ容認されているソープが含まれているのはおかしな話ですが、売春行為は、それを止めることよりも、拡がらない様にすることが先決です。
エイズなどの病気のこと、未成年者が巻き込まれること、大きくいえば、分化国家・先進国家としての政治的なメンツの問題とか、そうした中での「人権」の問題というようなものまで含まれるので、余りにも大っぴら、余りにも拡がらない様、業種と地域を指定し、いわば法律で囲い込んだ、それが「新・風営法」の真の意味です。
ですからまぁ、本番をするソープも、ちょっとぐらいならイイだろうと(笑)。ま、これは「男社会」の発想ですよね。

 一方「売防法」の方は、これは古くて殆ど機能しないような感じなんですが、本当は女性の人権の意味から、極端にいうと、これで売春の一切を禁じてしまうことも出来る訳です。
ところがこちらは、法律ができた時代背景を考えると、遊郭に働く現存した2万人もの女性の実際上の「貧しさ」や、直面する実際上の「生活」をどうするかという問題と、また、戦争当時、従軍慰安婦として働かされ、終戦後は家族を失ったり、親や親族からも疎(うと)まれ、本人のせいではないのに、遊郭で生きていくしかないといった、戦争の傷跡としての娼婦や売春婦も数多くいたわけです。それでも遊郭を全廃し、売防法を作ったのは、国連の人権条約等を認め、日本も先進国の仲間入りをしたいという、政治的な野望があったようです。だからこれは、建て前だったんですよね。
 ために時の政府は、ソープ(旧トルコ風呂)を「特殊浴場」と命名し、これはお風呂だよと(笑)、ただし大人しか入れないんだよと(笑)。これも、よく考えれば「男社会」の発想だよね。すでに昭和33年に遊郭の灯が消え、遊郭を持つ各都道府県の自治体は、彼女たちに仕事を斡旋したりの官民一体の更正運動もしたといわれましたが、何とまあこの同じ年、全国にこの旧トルコ風呂が6000軒もあったというから、何でしょ、この変わり身の速さは(笑)。ちなみに筆者は当時わずか9才で実態は知らないのだが、旧トルコ風呂には(お風呂だから)浴槽や(客が穴から首だけ出す)スチームバス=蒸し風呂の設置が義務づけられ、個室の入り口の窓は中が見えるように30センチだか40センチだかの大きな透明ガラス窓にするよう義務づけられ、もち、従業員女性は着衣のままで、「本番」も建て前上、全面禁止だった。
従って当時の入浴料は、200円とか300円とか安かったわけだが、いわゆるスペシャルサービス(通称オスペ=今でゆう手コキ抜き)が500円とか、通称ダブル(W=相互タッチ)が800円とか、実はこの値段は正確ではが、当時コーヒーが30円、ラーメンが50円とかいった時代だったので、かなり高め。だいたい計1500円ぐらいで、Wまでいけたという・・・・・。
 というわけで、売防法は長い歴史を持ち、ある意味、過去の遺物のような法律なのだが、前出したように、悪質なDCや暴力団が経営するようなDCなどに、今でも適用。
 しかし、全体の傾向しては、未成年がらみは「児童売春及び児童ポルノ処罰法」、これ以上ハデにやるなという、見せしめのための摘発は「新・風営法」、そして暴力団がらみが「売防法」、外国人売春婦などの場合は、たまに新・風営法でもヤラれていますが、主に「入管難民法」と、各々の法律の役割がほぼ明確化しています。
ちなみにQ氏はモグリということなので、「本番」をしてなければ「新・風営法」の無許可営業や(場所によって)営業禁止地区営業(地域外営業ともいいます)や、「本番」をしていたら、ケースによっては「売防法」が適用される恐れがあります。
 ま、本番は(このところ)どこもやり始めたのが実情だけど、ほどほどに、ですかね。



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(7)よくソープランドとかでローションを使いますが、
ああいうマットプレイというのですか…。
日本独自のモノで他の国には無いのでしょうか?
昔の遊郭でのプレイはどういった感じだったのでしょうか?

ご質問(7)に対するお答え
 ソープランドのローション使用やマットプレイは、
今やイメクラやヘルスでも珍しくありませんよね。
いい時代になったと思います。
ただし、今の若いコたちは、(まぁ客から教えられはするだろうけど)浴槽内で、
客が湯面から突き出したティンコを女性がフェラする「潜望鏡」、
客の体に(昔は)石鹸を泡立て、体を密着させて滑らす「泡踊り」の中でも、
互いにうつ伏せになって足を絡ませる「カエルキック」や、
客の手足にヘアやマムコをこすり滑らせる「たわし洗い」、
滑らせているうちに騎乗位で挿入し、抜いてまた滑らせては挿入
(これをなんどか繰り返す)いわゆる「壷洗い」
(マムコを擦りつけて滑るのを壷洗いと称する場合もあるが。
だから入れる方を「壷入れ」と呼ぶ場合もある)とか、騎乗位で繋がったまま、
女性がクルリと体を回転させて背面騎乗位になる「花時計」などといった、
ロマン溢れる(笑)名称を、知らないでやっているコも多いだろう。
なんせ、マットイメクラやマットヘルスの場合(おっと、コチラは本番は無いんだっけ・笑)、女のコは20才そこそこ、客の方も20代30代が多かろうから、致し方ない。
でも、四十八手の名称やソープをソープたらしめた、
これら秘奥被技の名称が(ストリップの花電車なんてのもそう)忘れ去られていくというか、すたれていくのは淋しいものがありますよ・・・・・。
 それはともあれ、Q氏ご質問のローションプレイですが、
そもそも、ソープ店が石鹸からローションに変えて使い始めたのは、
筆者ソープにはほとんど行かないので正確には分かりませんが、
そう古いことではないと思いますよ。ソープ嬢にはソープ嬢ならではの「職業病」があって、それでも今は昔の「鮫肌」というのがありました。
石鹸をつけて何回も体を洗う(ような状態・笑)ために、
肌を守る雑菌すら取れてカサカサになり、
そのうち陽に焼けてもいないのに茶色くなったり黒ずんできて、
しかも、プリンプリンの弾力性を失って、皮が固くなってくるような。
極端にいえば、クログロ、ザラザラ、カチカチになってくる。
鮫肌の本来の意味はいわゆる「鳥肌」のことで、全然状態が違うんだけれども、
恐らく見た目が鮫の肌のように黒いウロコのザラザラ、カチカチの状態を例えて、
こういう呼び名が定着したんだと思います。
 実際、昭和40〜50年代の全盛期は、筆者はコトしか見たことないけど、
吉原と千葉に各々一人ずつ、化粧をしても妙に顔が茶、または黒っぽく、
しかも、額や頬っぺたなどが妙にテラテラと光っているような、
見ていて気の毒になるようなお姉さんがいました。
当時はソープも(今より)高齢化していたので、2人とも30代半ばといった年齢でしょうか。お相手はしなかったので全裸は見てませんが、「職業病」の真の恐ろしさを感じました。
 この点から考えると、ローションは肌にとっては救いの神かも。無色透明無香で、
しかもあれは、手コキ感触でも挿入をイメージさせるため、
女性の愛液にもっとも近いとされると。
こういうようなことというのは日本はお得意のようで、今のところローションによって、ソープ嬢特有の持病がでたという話は、聞いたことがありません。かぶれるとか、
風邪をひき易くなるとかいったことは(マットヘルスなどでも)時々耳にしますが、
これはマットを使っていない普通プレイの店でも耳にすることで、
裸そのものの商売と過酷な労働条件など、
また、店内のクーラーやヒーターなどの温度差などから生じる環境病といえて、
ローションそのものが原因ではないという気がします。
ただし筆者、混シャワーや混浴は好きだけれど、ローションマットプレイは、
あった方がベターだけれど、無いと困るというほどでもない。
 一緒にお風呂に入るという行為自体が好きなんですよね。
イメクラやヘルスの個室内のベットより、なぜか、よりリラックスできるというのか、
(もちろん、その後に起こるべきプレーを期待しての喜びも含まれているとは思うが)
それを含めた上で、子供に戻るというか、無邪気になれるというか。もう一つ理由をいうと、結婚経験のない筆者にとって、それは一種の擬似新婚気分になれるというか。
これらを総合して、精神的な心境をもっというと、「気を許してくれている」ような感じ
(あくまでもこっちの思い込みだけど。・笑)が、なんともいえない。
筆者は全く酒を飲めないのだけれど、羨ましいなぁと思うのは、女性と酒を飲み交わすと、それまで大して親しくない人でも、急速に親密になる可能性が高いでしょ。
シラフで口説いたりデートを重ねるより、スピードが早いでしょ
(別に、酔わせて即効ラブホなんてのを狙っているわけではなく、まじめな話・笑)。
混シャワーとか混浴っていうのも、なんかそうゆう効能があるような気がします。
で、ローションに戻りますが、
日本のソープ系のローション泡踊りっぽいサービスをしている国というのは、
これは海外旅行の経験が一度も無いから具体的にはわからないけど、
欧米ポルノ映画ではない普通の映画でも、あまり見た憶えがないです。
ローションを使う場合、世界的には「マッサージ」系だと思うんですよね。
これなら映画などには頻繁に出てくるでしょう。
でも、泡踊りっぽいところまではいきませんよね、あと、成り行きで泡踊りっぽくなり、
夫婦や恋人がそれを前戯として楽しむことはあるかもしれないけど、
あれを性風俗サービスの全面に押し出して、訪れる外国人もビックリしたり、
ハマッたりするようなそういう長い独特の伝統や秘技をもったソープは、
やっぱり、綺麗好きかつ助平好きの日本人が編み出した、
オリジナルなんじゃないでしょうか。
質問(2)でも少し触れたように、もし日本の警察が、遊郭を廃止したあと、
旧トルコ風呂という形態を許してなかったら、日本の性風俗や売春の歴史は、
今とぜんぜん違ったものになっていたかもしれませんよね。
ちなみに、この旧トルコ風呂の名称問題で、
トルコ共和国からクレームがついてソープに変わった騒動があった時、
トルコ大使が「我が国にあのようなものはない」と言っていたので、
トルコ風呂の名称の由来は未だ、謎なのでは。少なくとも筆者は知りません
(昔の遊郭遊びは詳しくないので別の機会まで調べておきます)。

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