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風俗情報

  ドラゴン今中の夕やけ風俗少年 特別編1-(2)
「う〜ん」企画内容を知り、喫茶店のソファーで凍りつくオレ。
「ベアーさんだって、本番強要が店員にばれた場合にどうなるか知りたいでしょ」
「そりゃあね、確かにオレだって知りたいし、ものすごく興味はあるよ。だけどな…」それはやっぱり第三者がやるから面白いし興味も沸くのであって、自分のこととなると話は別だ。
 そんなオレを冷ややかな眼差しで見つめる担当O。
「やらなきゃダメ? やっぱり…」
「ええ、お願いします」
 ふ〜。まさかこんな風俗取材ならそんなに簡単にOKするんじゃなかったよ。
「だけどさ、指名した女の子が本番OKな娘だったりしたらどーするわけ? 」
「もちろんそういうこともあるかと思いますが、今日行くお店は比較的有名店で、教育も行き届いてるハズなんですよ。関係者から聞いた話を総合しても本番OKな娘はほぼいないと判断しました」
 ガーン。ダメじゃん。
「なに、わざわざそういうお店を選んでくれたわけ? 」
「そうですよ。もちろん」
 うううっ、なんて手回しのイイヤツなんだOという男は。
「で、もし100万円請求されたりしたらどうするの」
「もちろんそれを切り抜けるのがベアーさんの腕の見せ所じゃないですか」
「拉致監禁されたり、暴力を振るわれたりしたらどうするのよ…」
「だから、その危機をどうやって突破するのか。そこんとこを詳しくレポートしてください」
 クソッ。他人事だと思って好き勝手なことをほざきやがる。わかったよ。やるよ、やりますよ。もうこうなったら開き直って徹底的にやってやる。もう強制猥褻で逮捕されるまでやってやるぜ。
 そうなったら面白い。とでも言いたげにOはニヤリと笑う。
 今回オレがレポートする風俗店は池袋のK。週刊誌などにも度々取り上げられる超有名店だ。
 念のため運転免許証やカードなどの身分証明書類、カメラ、サイフはすべてOに預かってもらう。持っていくのはプリケペイド式の携帯電話と剥き出しの壱万円札二枚だけだ。これならオレが吐かない限り、身元を特定することはできないハズ。よって念書などを書かされてもウソで切りぬけられる。あと怖いのは暴力だけだ…。

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