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  ナンパ地獄変(6)-5
「どうしたの、なんか元気ないみたいだね」
「……」
「どうかした?」
「実は、お金無くてテレクラに電話してた」なるほど、それで電話ボックスから出てきたところだったのか。
「お兄さんなんかいい人みたいだから援助してくんない?」
「ええ!」う〜む、どうしたものか。まあ、飲みに行ったり食事したりする金を考えれば多少の出費は致し方ないか。ホテル代もかからないしね。
「イチ(一万円)ぐらいだったらいいけど…」と、一応相場よりかなり低い金額を提示してみる。
「うん…いいよ、それで」
 事情を聞くと、この後友達と遊ぶ約束をしたのだが、どうやらその資金が足りないらしい。なんだかなあ。別にいいけど。
 ルミの肉体は二十歳にしてはかなり遊んでいるらしく、張りとツヤが無い。しかも生理中とあっては、楽しもうにも限界があるというものだ。結局中出しさせて貰ったものの、とても濃密な時間を過ごせたとは言えない。しかも、終わった後は急に馴れ馴れしくなる図々しさ。(終わったら帰れっつうの…)
 とてもじゃないが、愛の無い関係をいつまでも惰性で続けられるほどオレはお人好しじゃない。煙草を吹かし携帯で友達と会話するルミをとっとと部屋から追い出し、オレも再び街へと繰り出した。
 それでも時刻はまだ六時。一年でももっとも日が長いこの季節、街はまだまだ明るく活気溢れている。オレは伊勢佐木町付近をじっくりと散策することにした。するとサンモール付近を買い物帰りと思しき娘とすれ違う。もしや主婦か?それでもオレは迷わず声を掛けた。
「すんませーん、何、買い物帰り?」
「びっくりしたー」突然の出来事に驚きを隠せない亜由美(二十歳)は、目の離れ具合が微妙にモー娘のゴマキ風でもある。
「ヒマだったらお茶でも飲まない?(どうも誘い文句がワンパターンだな)」
「まあ、いいですけど…」と、さっきも入ったマックへ再びGOだ。
「へー、買い物帰りなんだ。もしかして主婦?」
「えー、違いますよ」
「それにしちゃ随分とラフなカッコじゃん。今日は仕事休みなの?」
「うん…一応ね」仕事に関してはやけに口籠る亜由美だったが、後にキャバクラ嬢であることが判明。
 すでに本日一回目のHを済ませていたオレは、亜由美に対する接し方も余裕が感じられ、それが逆に好印象になったようだ。二時間ほど談笑した後、亜由美は黙ってホテルまで着いてきた。Tシャツの上からもはっきりとわかる巨乳はなんとGカップ。アソコの締まりも抜群で、結局朝まで存分に楽しませていただいたのだった。

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