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  ナンパ地獄変(7)-3
「だからさ、オレの泊まってるホテルでゆっくり話そうって、マジで」
「う〜ん…」
「いや、オレもさ見たいテレビ番組があんのよ、だから」
「でも…」
「あっ確か、昼間ケーキも買っておいたんだ(大ウソ)あれ一緒に食おうよ、ねっ」
「だって…」
「だって?なに…」まさにこういうときの男というものはマジで必死だ。第三者が見たら滑稽であろう。
「だってさ、ホテルなんか行ったらアタシ、確実にHされちゃうじゃない」
「!」
「しかも雑誌の取材なんて言って、裸の写真掲載されちゃうんじゃないの?」
 うっ図星。よ〜くわかってらっしゃる。
「今度山形に来ることがあったら電話してよその時は、もしかしたら…」なんて言ってたけど、次に山形来るのなんて…一生来ない確立のが高いな。
 オレはがっくりと肩を落とし、仕方なくホテルへと戻ることにした。ちなみにホテルのある場所は山形駅のすぐ近くである。午後八時半、この時間帯なら七日街より駅周辺の方が人が多い。なにげにブラついていると駅へ向かうOL風と目があった。
「ちは〜、今帰りなの?遅いね」
「ええ、まあ…」いきなり声を掛けられやや吃驚した様子だが、反応は悪くない。サヤカ二十二歳のOL、見るからに地味な雰囲気だ。どうも暇を持て余していたようで、お茶に誘うと黙ってついてきた。こっちとしてもそろそろ空回りは勘弁したい時間である。
 誘ったはいいがホテル内の喫茶店は九時で終了、すでにオーダーストップだ。しかし人生何が起こるかわからない。これが
オレにとって功を奏した。
「んじゃあ、部屋で話しましょうか」と、切り出すと(内心はドキドキである)
「ええ…そうですね」と、頷くサヤカ。オレは心の中でガッツポーズを取った。
 部屋に入りさえすればもうこっちのものである。不意打ちのキスも黙って受入れるサヤカ…結局二発。ちょっぴり太めの肉体を朝まで堪能させていただいた。
 翌朝。天気は生憎の曇空、夕方からは雷雨の恐れもあるらしい。しかしとりあえず山形で初日を出したオレには清々しい朝だ。すでに心にも余裕が感じられる。ホテルのラウンジでコーヒーを飲み出撃開始と行きたいところだ。

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