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風俗情報

  ナンパ地獄変(21)-2
と、いう具合にアッサリと連れ込むことができたのだ。なんだか簡単過ぎてつまらない気がしないでもないが、とりあえずやれる時にやっとかないといつスランプが訪れるかわからんもんね。
 アキは博多のヘルスに勤務しているというバリバリの風俗嬢。そのため写真撮影は固くNG。ひさびさの休日に実家である鹿児島に戻ってきたらしい。まっ事情はともあれ、宿酔いから回復した後、しっかりと生ハメさせてもらいました。
 アキをタクシーで送ってもまだ時刻は午後四時。ホテルでまったりするには早い。ここはもう一丁天文館へと繰り出すとするか。
 アーケードG3を南に抜けると、風俗や飲み屋の密集した場所に出るが、テレクラだけは見当たらない。三年前に出たガイドに掲載されているテレクラビルも今は一軒も営業していない。どうやらここ市内でテレクラは絶滅してしまったようだ。マズイな…。ここ鹿児島じゃ切り札が使えないという事か…。しかし毎回、毎回テレクラに頼ってばかりじゃ情けない。たまには自力のみでなんとかしなければ男が廃るというものだ。
 再び、にぎわい通りをブラブラとしているとベンチでタバコを吸っている(また顔色の悪い)娘を発見、ダメ元で声をかける。
「仕事の休憩中? 」
「えっ、そうですけど…」と言う松田聖子似の麻美(二十歳、ショップ店員)
「よかったらお茶飲まない? 」
「あははは、あんまし時間ないし」
「ふ〜ん。どこで働いてるの? 」
「そこのBっていうお店…」
「あっなるほどね。じゃあさ終ったらデートしようよ」
「え〜いきなり何言ってるんですか…」と、一応携帯電話の番号だけは渡しておいた。正直この時点ではあまり期待はしていない。まっ後になって電話がかかってくる確率は果てしなく低いからだ。
 雨も強くなってきたし、今日はこの辺にしてホテルで温泉にでも浸かるか。すでに一発やっていた余裕もあり、旅の疲れを癒すためしばしの休息…と、考えていた。が。
 夜十一時過ぎ。すでに温泉にも入り、寝る態勢でダラダラ過ごしていたとき、麻美から突然電話がかかってきたのだ。
「なにやってたの? 」
「いや…もう寝ようかと…」
「あっもう寝ちゃうんだ、今近くまで来てるんだけど」おいおいマジかよ。さすが九州女!! 積極的だな〜さすが。そういうことなら出て行くに決まってるじゃないすか。
 わざわざ彼女は一旦家に戻って愛車のパジェロでホテルまで迎えに来てくれたのだ。ヒデキ感激。

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