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  ナンパ地獄変(21)-3
彼女の運転で海沿いのベイサイドブリッジなどをドライブ…そうなれば自然と二人の肉体は…と、いうことを期待したのだが、なぜかキスと乳揉み止まり。鹿児島オゴジョは案外身持ちが固いのか。あんまりセクハラし過ぎてどっか知らない土地に置き去りにされるのも怖いのでほどほどにしておきました。
 翌朝は十一時起床。天候は…また雨。オレの日頃の行いが相当悪いのか毎回天候には泣かされる(と、いうかオレが雨男なのだ。なにしろ11月3日開催される予定だったおはら祭りが中止に…天候による中止は30年ぶりとのこと。鹿児島のみなさん申し訳ありません)。しかし愚痴ってばかりもいられないので早速街へと繰り出す。



週末とあってか、そこそこ人出はあるのだがいかんせん数ではなく問題は質だ。オバチャンばかりでは意味がない。しかしアーケード内でブラブラしていたM−1号(ウルトラQの怪獣)似の娘仁美(二十一歳、OL)をなんとかゲット。とりあえず茶店へGO!。
「買い物にきたの? 」
「そうなんですよ、今日はおはら祭りだし…」
「雨で中止みたいだね」オレのせいじゃないよ。
「残念ですね。でもアーケードでちょっとやってるみたいなんで」そうなのだ。おはら祭りは中止になったのだが、なぜかアーケード内で急遽ミニおはら祭りが行われており、至るところ大混雑だ。こっちもアーケードのみが頼りだってぇのに、いい迷惑だ。
 しかし仁美はこの後彼氏と待ち合わせらしく、お茶ケーキだけ食ってとっとと帰っていった。しかしそんな気配を払拭するかのように午後になると雨は上がり、晴れ間まで見えてきた。よしっこれなら何とかなりそうだ…と意気込み、今度は市役所前にいた上原多香子似の美少女智恵美(十九歳、専門学校生)にアタック。
「ヒマだったらお茶でも飲もうよ…」
「え〜ヒマじゃないですよ。これから友達と待ち合わせだし」

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