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 六本木ハプニングバー(7)

「アァ、もうダメだ。中に出していいか」と聞く男性。「中はダメ。だってぇ〜……」と吐息混じりにいう女性。そこから先は聞こえなかったが、やはり不倫なのだろうか。いわくありげのカップルのようだ。
 男性が女性のお尻に発射すると、女性は下着も直さず、男性のイチモツを舐めしゃぶっていく。自分たちが終わると、カップルたちはサッサとカップル部屋に戻っていった。
 中のカップルはまだ、しつこく前戯の真っ最中。女性を仰向けに寝かせ、オッパイや下半身を舐めたりイジったりしてジラしにジラしている。そのとき、明るいところにきたため、女性の下半身が見えた! どうやら女性がパイパンであるらしい。やはり、こういうところに来るカップルだけのことはある。
 男性が前戯の合間に、カップルがいたあたりのマジックミラーに向かって、空を切るような不思議な仕種をする。これはもしや? でも、もう、そこにはカップルはいない。中の男性はそれに気がついていない。
 ササッとカウンターの方に走っていき、美人ママさんに状況を話す。
「それって、中に入って『乱交しよう』って合図ですよね。でも、それがカップルに向かっての合図なのか、誰でもいいのかわからないんですよ。どうしたらいいですかね」
 美人ママさんも“プライベート・ルーム”に駆けつけ、奮闘中のカップルをしばし観察。ここで興奮してくれればいいんだけどなぁとヨコシマな考えが浮かぶが、そんな展開にはなりゃしない。
 ママさんは“プライベート・ルーム”のドアを叩き、外の状況を説明する。○なのか×なのか、固唾を飲んで見守る男性4人組。
結果は×でした。やはりカップルに向かって中に入れと合図を送っていたものだったようだ。
外の状況を把握した男性は、自分の行為に没頭していく。
「アァァン、アァァン」女性の雄たけびはますます大きくなり、自然と腰が動いていく。男性が覆い被さってキスすると、女性はたまらないといった風に男性のモノを握り、自分で導こうとする。それを男性がさらにジラし……ようやく、合体からフィニッシュ。いやー、ほんと人のエッチというのは興奮するもんだ。
 これでも、見ただけなのでハプニング度は70%だということだった。
 いったい、90%、100%といったら、どこまでいくのやら。
「このまえ、新会員の女性の誕生日パーティーがあったんです。その女性はカップル専用席に設えた特設会場で全裸にされ、大股開きで左と右の手足を別々にひと括りに縛られ、生クリームを塗られてローターとバイブでさんざん攻められていました。バーではその喧騒をよそに、初めて来た単独男性が飲んでいたんですが、その単独男性がカップル席の方に引っ張られていき、全裸にされて体に生クリームを塗られてました。それを女性2人に舐めとられていたんだけど、最後はフェラされてヌイてもらったということがありました。これで90%ですかね。100%ですか? それはやっぱり……でしょ」

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