04年の１月19日発売の『週刊ポスト』のスクープとして報じられた「大物代議士の娘はＡＶ女優だった〜そのビデオが薄消しビデオで流出」という報道は、国会開会と重なったこともあり、政治家や政治記者たちの間で、パパの鞘当てがあちこちで聞かれたという。
その後、ネット最大の掲示板「２ちゃんねる」の“アダルトＶ”板で、その日のうちに代議士と娘の女優名を割ったのをキッカケに、夕刊紙や週刊誌が後追い報道に奔走。その週に発売された『週刊文春』は実名報道に踏み切った。
その後、政治的圧力（？）により、沈静化しつつあった一連の騒動だが、３月６日発売の『東京スポーツ新聞』で、レンタル系にも出演していたことが発覚。さらに、３月９日発売の『週刊アサヒ芸能』では、「大物代議士『ＡＶ娘』は『高級デート嬢』新証言」として、ホテトル嬢疑惑まで飛び出した。
本ＨＰ「野望の帝国」特集取材班は、この一連の騒動の仕掛け人と詳しい関係者に接触することに成功した。配慮や圧力で表に出なかった内容を全て公開する！！
「ことの発端は、昨年(03年)末の１本の電話からでした。『代議士の娘がＡＶ女優なんですけど、ネタになりますかねぇ』という内容でした。このテのタレこみ話は多いのですが、裏が取れないことや情報が不正確なことも多く、日の目をみることは少ないんです。正直申し上げて、あまり期待していなかったのですが、一度、詳しい話を聞こうということで、編集者と私で新宿の喫茶店でお会いしました」
こう、当時の状況を振り返るのは、週刊誌記者だ。
彼女の出演経緯に関して詳しいＡＶ関係者は、間接的な情報と前置きしながらも、
「もう、一昨年のＧＷ頃のことだったそうです。彼女は渋谷でスカウトされたそうです。スタッフ『日焼けしてるね。どこ行ったの？』と聞いたそうなんですよ。そしたら、
由梨『石垣島に別荘があるから』
スタッフ『すごいね。実家お金持ちなんだ。お嬢様じゃない？』
由梨『お父さんは代議士なの！』
と、自らカミング・アウトしたということです。半信半疑だったのだが、よく聞いたら、中村正三郎という国会議員だという。それで、携帯を見たら、確かに議員会館の番号とオヤジさんの携帯番号や家族の携帯番号が入っていたそうです。みんな驚いたそうですよ」
