■仕掛け人激白! 真相暴露「私は大物代議士の娘」と断言したAV女優騒動記(2) |
以前は、年齢確認には保険証や卒業アルバムが定番だったが、お姉さんのものを持ってきて、年齢を偽ってAVに出演する女の子が後を絶たず、監督が児童福祉法違反で逮捕されるケースが続出。
そこで、数年前から、顔写真入りのものとしてパスポートや免許証を添付し、メーカーに送るようにしているという。
「それによれば、彼女は21歳。撮影当時は19歳という。父親の中村正三郎が、昭和9年7月18日生まれだから、現在は70歳。約50歳のときの子供で、初めは孫だと思いましたよ。ただ、石垣問題(注1)の頃だったと思うんですが、小さい子供がいるという記事が頭の片隅に残っていました。そこで、国会関係者に取材したところ、確かに姉と弟がいることが判明。本名も合っていたので、ほぼ間違えないと確信し、直撃したところ告白となったわけです」(前出・週刊誌記者)
元法務大臣・中村正三郎という衆議院議員の娘がAV女優というだけでも衝撃的なのに、そのビデオが局部の消しが極端に薄く、ほぼ丸見えといわれる「薄消しビデオ」という非合法のウラモノであったため、一大スキャンダルとなった。その経緯だが、
「初めは、表ビデオとして撮影されたそうですが、どこかの工程で裏流出してしまったということで、その時のスタッフも騙されていたということです」
裏流出のパターンとしては、大きく分けて、メーカー倒産による借金のカタとして取られ、裏業者によって裏市場に流されるケースと女の子が騙されて裏に流されるケースの2種類がある。
さらに、騙しの手口としては、事務所や現場スタッフが裏ビデオと分かってて、女の子だけを騙すケースと、事務所や現場スタッフも裏モノとわからずに騙されて撮影だけさせられるパターンがある。どうやら今回のケースは後者で、スタッフ、女の子、事務所と全員が騙されたパターンのようだ。
そして、昨年の暮れ頃に流されたと思われるのが、『放課後のときめき LESSON1』可愛由梨(かわいゆり)だ。
「ところが、これがなかなか見つかりませんでした。みな品切れなんですよ。歌舞伎町のその手のビデオ屋を10件近く回りまして、ようやく見つけました。」
裏ビデオや薄消しビデオは回転が速く、半年前の作品は、よっぽどの人気作品でない限りは置いていない。が、珍しいショップもあるものである。パッケージも無いのに500円で中古ビデオとして販売されているのには、さすがに驚かされた。この可愛由梨なるAV女優は、この騒動がなければ全くのマイナー女優。確かに美少女なのだが“素人ブルセラ”モノという企画ジャンルの1本なので、ひっそり売られて、ひっそり消える運命だった。
「だから、無名女優の1年前の薄消しを探すのは、本当に大変でしたよ。たぶん、他のマスコミもアソコから購入したと思うんですよ。店主は、何で今更、このビデオが?ってさぞ不思議がったんじゃないですかね。(笑い)」
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