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風俗情報

 ヘンタイ・ロード(3)-3

 D子によれば、いまお店はヒマなのだと言う。なるほど、それじゃ行こうかという話になった。D子の店は五反田にあり、そこはSMクラブといってもMの女の子を専門らしい。しかし、オレはSのプレーができるわけではないので、やっぱり無理かな。と言うと、
「大丈夫。女王様ができるお姉さんもいるから」
 このことを聞いてオレは俄然行く気になった。本物の女王様は怖いけれど、M女がついでにある女王様ならぜひ体験してみたい。しかし時計を見たらすでに午後9時を回っている。場所は五反田。悩みながらもオレの家を出た。
 五反田と言えば、僕のイメージだと本格的なSMクラブがたくさんあるような気がするのだが、最近ではかなりソフトな店も増えてきたとのこと。五反田駅から電話をするとわかりやすい説明ですぐに事務所までたどりつくことができた。
 そこで、出てきた店長はやたらと愛想のいい人だった。
「下関マグロさんですよねぇ。いつも読んでますよ」
 そう言われると少し照れてしまう。この照れがよくなかった。それは後述するとして、まずは写真を見て女の子を決めるわけだけれども、今回は女王様もできるM嬢ということなので既に相手は決まっている。写真で示してくれた女性はちょっと大人見た感じの美人である。申し分ない。そう決めると今度は地図を出してきて、ラブホテルの場所を3カ所ほど教えてくれた。いっぱいだったら次はこっちに行けという感じでいう優先順位も決めてくれる。
 料金は28,000円。それを支払って事務所を出た。ラブホテルに1人で入るのは初めての経験だ。これまではたいてい女の子と一緒に入っていたのだが、果たして1人で入れるものかと思ったら何なくフロントを通過。部屋に入ってから先ほどの事務所に電話。ラブホテルの名前と部屋番号を告げる。すると「すぐに女の子を行かせます」というの店長の声。女の子が来る間にシャワーを浴びておこうと思ってバスルームへ。なんだかドキドキするなぁ。
 ベッドに横たわってタバコに火をつける。女の子なかなか来ない。やっと2本目の煙草を吸い終えたところで、玄関のチャイムが鳴った。そこに立っていたのは背の低い美しい女性だった。驚いた。こんな可愛い女の子が風俗にいるんだ。不思議な感覚だった。顔写真では老けて見えたのだけれども若そうである。20代も半ばといったところか。こういう親とともにスリーサイズや身長などのデータもあったはずだがそれを見るのを忘れていた。勝手に背の高い女の子だと思い込んでいたのだけれども全く違っていた。

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