■マグロの独白(5)-2 |
「フリーになればいいじゃない」
別段、オレがどうしてやれるわけでもないが、無責任にそんなことを言ったりした。そして一段落したところで、
「それじゃ、写真を撮らせてよ」
とKさんを和室の部屋に連れ込む。さっと警戒の色を顔に出すKさん。
「あの、私脱いだりはできないんですけど」
「もちろん、脱がなくてもいいよ」
と安心をさせながらも
「でも、パンストは良くないなぁ。パンストだけは脱いでよ」
そう言いながら、オレはKさんを部屋に残し
「脱いだら、呼んでね」
と言って部屋を出た。しばらくして声がかかる。和室に戻ると、彼女は自分の鞄の中に脱いだパンストをしまい込んでいる。几帳面な女性だ。こういうときにパンストを脱ぎ捨てているのもいるが、こういう場合は乳首も見せてくれる可能性があるのだが、Kさんの場合は無理だなということがわかった。
で、こんな女の子の場合は、パンチラでも撮るしかないなと思った。
ところが、Kさんはけっこうガードが堅い。椅子に座らせてスカートの奥を撮ろうとするのだけれど、なかなか難しい。
「じゃ、足組んでみようか」
「今度は本を読んでいるポーズ」
など矢継ぎ早にあれこれとポーズを変えて見るのだけれど、無理だ。そこで、単刀直入に言ってみた。
「じゃ、顔は撮らないからさ、パンチラ撮らせてよ」
すると、彼女は
「絶対に顔撮らないですよね、あと私の名前とか書かないでくださいよ」