■マグロの独白(14)-2 |
さて、ここまで読んでくれた読者のあなたは、きっとエロい人に違いない。で、いい女と知り合い、あとくされの無いセックスをしたいと思っているだろう。しかし、男の中にはエロいあなたのような男もいれば、そうじゃない男もいる。女もそうなのだ。しかし、エロい人間かどうかは外見ではわからない。また、タイミングもある。あなただって、四六時中エロいことを考えているわけではないだろう(一部の読者にはそういう人がいるかもしれないが)。ストリートナンパの効率の悪さはここにある。この先を読めば、効率のいいナンパ方法を紹介しよう。
エロい女と出会うベストの方法は何か
女とセックスをする方法で一番手っ取り早い方法は、風俗へ行くことだ。金さえ払えばセックスすることができるのが日本の社会だ。罰せられることもない。風俗で十分だという人はこの先は読まなくてもいい。しかし、素人の女性とやりたい人はぜひ、最後まで読んで欲しい。
ちなみにフリーセックスの「フリー」というのは「自由」という意味ではなく「タダ」ということになる。さすがに、やりたい女と自由にセックスできる状態になればいいと思うんだけど、そうはイカのキンタマである。で、僕はよく誤解されるのだが、エロライターではあるけれど風俗ライターではない。実は風俗などで女を買ったことはない。ダメなのだ。体質的なことかもしれない。
大学時代の僕はセックスはしたいけれど、風俗には行きたくない、だからといって素人の女だって簡単にゲットできるわけではない。そこで、僕がやっていたのは、雑誌の文通欄でセックスする相手を物色することだった。最初は、ものすごく効率が悪かった。まず手紙がたくさんほしいと思ったため、あくまで募集の文章は紳士的にした。で、だんだんエロい方向に持っていくのだが、そのとたんに返事が来なくなることがあった(このあたりは「プロジェクトX」風に読んでね)。来る日も来る日も手紙を書きつづけたマグロだが、セックスにいたることはなかった。20歳。まだ童貞だった。
このまま童貞で死ぬのか。そう思った瞬間、死ぬ気でやってみようと思った。当時「ポンプ」という雑誌があった。読者の投稿ばかりが載っている雑誌だ。そこで、僕は「セックス・フレンド募集」の投稿をした。
そして、まずこの投稿が載ったのだ。これだけでも驚きだった。当時、書店に並ぶ雑誌にそんな記事が載ることそのものが異例であった。そして、20通を超える手紙が僕の元に届いたのだ。まあ、そんなことで、僕自身は初体験をすませることになる。