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が、すでにC.Cキャンディーには2回も取材に行っているので、面が割れている。そこで、少々変装することにした。途中の薬局でマスクを買い、帽子をかぶる。さあ、準備万端だ。
恵比寿駅から歩いてすぐのマンションの1室にC.Cキャンディーがある。受付で、3Pコース、18000円を支払う。指名はあえてせず。奥の部屋に通される。部屋といっても薄い板で仕切られたスペースだが、中は改装されたようで、前よりきれいになっている。
しばらく部屋で待つと、やってきた女の子は、な、なんとこれで3回目になるわかなさん。思わず「あっ」と声をあげ、僕の顔を指さすわかなさん。なにか言いたげだが、言葉が出てこない。そこで、「下関マグロです。また、来ちゃいました」と頭をかく。そしてもう1人は、新人で長身のアスカさん。おとなしそうなかんじで、痴女には見えないフェイス。しかし、身長は僕より高い。2人ともナーススタイル。いいねぇ。この2人にねっとりと責めてもらえるのなら、最高である。
まずは服を脱いで、腰にタオルを巻く。記念にとデジカメをわかなさんに渡し、僕自身を撮ってもらう。これも編集長に教わったテクニックのひとつ。こうしてカメラを先に見せておけば、隠していて見つかった場合よりは安全だ。そして、カメラはそのあたりに無造作に置く。このとき、ストロボは発行禁止にしておき、リモコンで操作できるモードに切り替えておく。最近のデジカメのリモコンはとても小さく手にすっぽりおさまる。適当なところで、リモコンのシャッターを切ればいいわけだ。なんだか、こんなことをしているだけでドキドキするなぁ。海に捨てられたフリーライターもいるし、バレてそんなことになったらどうしようと思うと、チンコが縮み上がってきてしまう。
アスカさんに誘われて、お風呂場へ。ここのお風呂場はけっこう広くていい。念入りに体を洗ってアスカさんと部屋に戻る。と、そこにわかなさんともうひとり、ここのオーナーである阪本さんがいるではないか。僕をギョロリとにらむ。ああ、東京湾に沈めないで、と思わず心の中で叫ぶ。
「マグロさん、取材なんですか」
にこりと笑う、阪本さん。でも目が笑ってない。
「こんなことされちゃこまりますね」
さらにどういう取材なのかを聞かれたので、
「あ、あの、や、野望の帝国という、えっと、インターネットなんですけど…」
などとすべてを白状してしまった。僕は本当に小心者だ。今回の取材の趣旨などを話すと納得してくれた。
「マグロさん、あんた運がいいですよ。たまたまこの子たちは取材もOKな子だちですからね。なにか手伝うことありますか?」
相変わらず、目が笑っていない。
「じゃ、あのぉ、シャッター押してもらえますか?」
と、僕もいったいなにを考えているのか、カメラを渡す。あ、なんてバカなことしてるいんだろうと思ったのだが、
「撮っていいんですか。あ、好きなんですよ」
と早速、カメラを構えている。意外な展開に僕も唖然としながら、突っ立っていると
「早くサービス始めて」
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