|
|
と言う。嫌がられるのかなと思ったら、あみちゃんはニッコリ笑って「はい、わかりました」と言う。おお、立ち話もなんだから、座ろうと促す。ちょっと緊張しちゃうなぁ。すると、あみちゃんが
「お風呂にお湯入れてきていいですか?」
と言う。あ、そ、そりゃもちろん。と、あみちゃんはさっさとバスタブにお湯を入れていく。戻ってきたあみちゃんに
「顔は撮らないんで、写真撮らせてもらっていい?」
ダメモトで聞いてみると、彼女は少し考えて
「デジカメならいいわよ」
とのこと。これはうれしい。さっそくデジカメをバッグから出す。
「ほら、デジカメってすぐに確認できるでしょ」
と言う。さっそく、服を脱いでいるところを撮影。すぐにいま撮った画像を見せる。撮りながら、ボディサイズを聞いてみる。身長153センチ、B83、W56、H81だそうだ。お風呂にお湯がたまるまで、少しお話。といっても、あみちゃんから何か話すのではなく、こちらが聞いたことに答えるという感じで、けっこう口数が少ない女の子である。
「この仕事は長いの?」
「うーん、ここはまだ1ヶ月ぐらいかなぁ」
ここは、ということは以前もどこかで働いていたのか。
「ええ、専門学校に通っているときに…」
と説明してくれたのは、仙台にある専門学校に通っていたときに、友だちに誘われて、ソープランドで働いていたのだそうだ。ほんのアルバイト的な感覚で、学校を卒業して仙台を離れたらもう2度とやらないつもりだったそうだ。なのになぜまた風俗の世界に戻ってきてしまったのだろうか。彼女はニコッと笑いながら
「借金なんです」
と言った。学生時代に身についた金銭感覚は実家に戻ってもそのままだったのだ。最初はクレジットカードで洋服などを買っているだけだったらしいのだが、今度は返済に困り、サラ金に行くようになり、気がつけば危ない金融機関にも手を出していたそうだ。さすがにこういった金融機関は取り立てが厳しい。親にバレそうになったことで、再びこの世界に戻ってきたそうだ。
「本当はあんまり好きじゃないんですけどね、働くの。怠け者だから」
とあみちゃんは言う。少々不安になってきた。これからどんなサービスを受けるのだろうか。そこで、バスタブにお湯がいっぱいになった。
「じゃ、お風呂入りましょうか?」
と言いながら、あみちゃんはどんどん脱いでいく。おお、色白の肌がまぶしい。少し戸惑っていると。
[前のページへ] [下関マグロTOPへ] [次のページへ]
Copyright(c) 2003-2004 YABOU NO TEIKOKU All rights reserved.