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風俗情報

 出会い喫茶 軟派部屋 (5)

(2)ナンパ部屋「S」

 あの西川口にナンパ部屋がある。アポをとって西川口「ナンパルーム/S」を潜入取材。
 西口を降り、歩いて1分もかからない。西川口といえば、いわずと知れた過激な風俗街。駅東西の出口には個室サロンから性感ヘルス、ソープまで風俗店が軒を連ねている。
 この店のウリは「素人の女のコとの出会いの場」の提供。恵比寿の「B」と大きく違う点は、最初は「男が受け身」だということ。
 入店した男性はまず、メッセージカードに女の子へ向けて、自分の性格や来店目的、理想のタイプやメッセージなどを書く。そして、個室に入って待機。
 そのメッセージを女のコが見る。女のコが気に入れば、そのメッセージを書いた男性会員の待つ個室に入ってトークタイムってわけ。ここまでは男性は受け身なのだ。もっとも、後の展開は、男の口説き次第。
 入ってきた女のコが気に入らなければ「代えてください」とチェンジするのもOK。逆に、女のコの方が相手の男性を気に入らなければ「さよならー」と退室できる。まさに、男と女の自由恋愛の場ってわけ。
「西川口ってけっこうナンパの確率が高いですよ」と店長。場所柄、オープンなコが多いのか。女のコは口コミやスカウトで集めている。
「我々もね、実際にこの店を始めてから分かったことなんですが、彼氏のいない女のコって意外と多いんですよね」(前出店長)。
「昼間は主婦が多いですね。旦那さんにかまってもらえない奥様ですね」
「夕方は学生さん、大学生が多いですね。あまり大きな声では言えないんですがね、六大学のひとつに通っているコもいるんですよ」
 日に少なくとも10人、多いと20人以上の女性会員が出入りする。オープンして一カ月で女性会員数は50人を超える。
「みな、面接をしてチェックをした上で入会してもらっています。礼儀正しい言葉遣いを知らないコは×ですね。品がないコはお断りしているんです。風俗嬢はいません」
 店内は、壁の仕切りが低く(外からのぞけるほど)、明るいので、女のコも安心して来れる。
「口説くのがおもしろいんです。可愛いコが多くて、私が口説きたいくらいですよ」
で、裕香チャン(20歳、T158cm・B84・W58・H83)とコンタクトがとれた。彼女は友達の紹介で入会。このナンパ部屋には友達が3人いるという。カラオケ店員で「ヒマな時に来てるんです」。頻度は週に1、2回ほど。

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