エステ編
お色気サービスが俄然エスカレートの韓国エステ    
[これまでの流れ]     
 いま、風俗エステといえば韓国エステ。で、韓国エステのこれまでの流れをご紹介しよう。その歴史はアカスリから始まる。1940年代からある韓国の「サウナ・アカスリ」がアカスリの元祖。ソウルは盆地で冬は特別寒いことから、サウナが発達。ここにサウナ客を相手にしたアカスリが誕生する。1970年ごろから高級ホテルにマッサージ師が出張して蒸しタオルを使ってのマッサージをしたあと、アカスリをするようになった。
 アカスリが日本に入ってきたのは1980年代、大久保のサウナがアカスリを取り入れたのが最初だといわれている。このサウナが健康ランドとなり、韓国エステへと移行していくのである。
 そして1993年、北千住に韓国エステの第1号店「千住エステ」が誕生する。その1年後、アカスリ付き韓国エステ第1号店が大塚北口に誕生する。「スマイル」という店で、本格アカスリをやる韓国エステとして評判となる。  シャワーが流せるベッド上でアカスリをやるのが本格派。「スマイル」は最初から本格派。韓国からアカスリ専門アガシを呼び寄せて本格アカスリを導入。
 その後、韓国エステはしだいに人気を高め、1997年頃から急速に広まり、お店の数が急増したことは周知の通り。現在、首都・山の手線各駅には平均5店舗はある。過当競争になったことから、店によってはお色気サービスが急速にエスカレートしていった。

(最新事情)
 エッチ系のお店では性感サービスとしてオールヌードで通称「バディ」と呼ばれるローションやオイルを使ったボディ洗いが定番。ヘルス並みのフェラチオや素股までやってくれる。中で別途チップを渡せば内密に○○までしてくれるアガシも。で、お色気派と健康マッサージ派の2極分化が進んでいる。
 中国エステも現在似たようなサービスである。     
                         癒し系風俗の代表格/アロマエステ
(これまでの流れ)
 自然健康ブームからアロマテラピーが流行したのは5年前。それを応用した風俗=アロマ性感エステが登場したのは、その1年後、いまから4年ほど前だ。そして、この1年前ぐらいから風俗に癒しブーム≠ェ巻き起こったことからアロマ性感エステは急速に人気を高めたのである。
 そもそも、アロマテラピーとは「植物から採ったエッセンシャルオイルに含まれる濃縮された植物エネルギーを摩擦・湿布・沐浴といった方法で取り入れる自然療法」のことだ。
(アロマテラピーがなぜフーゾクと結びついたのか?)
 それは、アロマオイルにリラックス効果があること。そして、イランイランなどのアロマオイル(香料)には、性的興奮を高めるといったエッチな効果もあるからである。また回春効果もあり、精神的疲労からインポになっている人を元気にする治療効果もあるのだ。
 エッセンシャルオイルは効能によって多種多様。  
 例えば…
●インポテンツ解消や回春、性的興奮を高めたいといったときは、イランイランやサンダルウッド、ローズウッドを。
●リラックス効果には、ラベンダー、ゼラニウムを。
●元気をつけたいときは、ジャスミン、ローズマリーを。…といった具合だ。


(最新事情)
 アロマ性感エステは、そんなこんなで風俗界の癒しブームと相俟って、いま爆発的な人気を呼んでいる。
 風俗業界に最初にアロマテラピーを取り入れたのは、中目黒の「ヒーリング空間」だ。アロマエステの元祖である。