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風俗情報

  正業の味方、バイアグラ!-1 Date: 2006-04-19 (Wed) 

今や男性向けエロ雑誌の広告といえば、1に「出会い系サイト」。次がサラ金、それも登録番号が「都(1)2××××」の個人経営のアヤしい業者。次が男のクスリを平行輸入する業者。

俺が始めて「オトコのクスリ」を飲んだのは今から20年程前の夏だった。不動産バブルが勢いを増して、俺も連日、朝の8時から深夜まで<働いた>。特に営業技術があるわけでもなかったが、取引先を巡れば必ず仕事をもらえた時代。ヘルスが7千円、中クラスのソープでさえ1万5千円で若くてサービスのいい女を買えた時の給料が30万前後だったから昼の仕事も夜の仕事にも励んだ。さらに領収書なしの営業経費も月に10万はあったし、所属長同伴の接待であれば、銀座だろうが吉原だろうが文句はいわれなかった。

 

夏は性欲が増進する季節。「取引先へ直行する」と嘘をついて、朝9時オープンの吉原で昨日のアカを流して人妻トルコ嬢と早朝セックス。山手線を一周して居眠りすれば気分爽快。適当に取引先を回って午後はオフィスで夜に備えて紅茶を飲みながら書類の整理。午後5時になれば真先に退社して、会社からすこし外れたスナックでビールを飲みながらフーゾク新聞や情報誌で夜の予定をワクワクしながら考える。

 

渋谷のホテトル、五反田のピンサロ、目黒の本番料亭、新宿の連れ出しバー、池袋北口に並んでいるフィリピン女、などだ。取引先の紹介で渋谷にあった信用筆金庫から、特別に深夜12時まで払い戻せるカードをもらっていたので、予算プラス2万ほどを下ろしてタクシーで夜の出動。2回目の射精をすれば午後10時。
池袋の居酒屋で泡盛をロックで飲んで仕上げは屋台の醤油ラーメン。でタクシーで帰宅。こんなローテーションで体が持つはずはない。9月に入って体がだるくなり、性欲も減退。女から電話がかかってきても「夏バテだから」と断っていた。

 

これはマズいと近くにあった漢方薬局に相談する。赤ら顔して、いかにも精力の固まりといった店主が薦めてくれたのが「八味地黄丸」。2週間ほどで疲れがとれて、再び夜の仕事に励むことになる。それ以降もこの店にはやっかいになった。

 

一番効いたのは「スッポンの粉」。国内では一番純良とかで、一月ぶんで3万円。真冬でもコートが不要なほど体が温まり、下半身も元気になった。大雪の日、六本木の日産自動車の前をワイシャツ姿で歩いていてアメリカ人に声をかけられた記憶がある。「サムクナイデスカ?。ホッカイドウノ ヒト?」と。真冬なのにTシャツ1枚で歩いているヤンキーを見ることがあるだろう。あんな気持ちで見られていたのに違いない。

 

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