野望の帝国

風俗情報

フーゾク探検記(3)-1

Date: 2003-12-06 (Sat) 

「ピンクの故郷、五反田」・末森ケン・テレクラ探検人・55歳。

 数あるフーゾクのなかでも射精だけでなく酒がおまけについているのがピンクサロンである。
 昭和59年の盛夏の午後4時過ぎ、俺は池田山の新築マンションの建築現場で打ち合わせを終えて五反田を歩いていた。約3時間にわたる打ち合わせにでてきたのは1本の缶コーヒーだけ。それもぬるくてとても飲めた代物ではなかった。会社に戻っても土曜日なので「お疲れさまでした」と冷たいアイスティーを出してくれる女子社員はいない。誰もいないオフィスで今日の仕事の整理をする気にはなれない。とにかく暑い。喉はヒリヒリしていた。焼きとりがいいか、それとも居酒屋がいいか、ともかくビールが飲みたい。

 有楽街の真ん中あたりの角にさしかかった時だった。小太りな男から「おニイさん、30分で千円でいいから」と声をかけられた。呼び込みだ。
 後ろを見るとハデな入り口で電飾看板には「ニューブルームーン」。なにやらダンスミュージックが騒がしい。「ビーるはあるの?」「飲み放題だよ。キレいな女のコもついて」「ほんとに千円だけでいいの?」「ホントホント」。様子からして最近できた店ではない。ボッタクリではなさそうだ。連れられて店内に入る。
 二人がけのシートに案内されると、さっそくビールが運ばれてきた。サッポロの中ビンである。亡くなった父の叔父がサッポロビールの役員をしていたせいで父はサッポロ党だった。自然に俺もサッポロを飲んでいた。ホステスがくるらしいが待ってはいられない。コップについで一気にあおった。ウマかった。1分ほどで飲み干した。
風俗体験取材 末森ケン  周りを観察すると、予想以上に広いフロアだった。まだ目が慣れていないのでわからないが客は10人ほどで、ばらばらに座っているところから30席はある。しかしホステスはついていなかった。急に音楽が騒々しくなってアナウンスが始まる。「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ。本日は華の土曜日。ごゆっくりお遊びください」とか、そんな調子だったと思う。そしてあちこちの席にホステスがついた。
 「いらっしゃい」と言いながら俺の席についたのは20歳くらいの小柄な女だった。空のビールビンを見て追加注文をしてくれた。「追加はいくら?」と聞くと「時間内だったら飲み放題よ」という。2本目もすぐ飲み干した。
 女は白っぽいミニと胸をはだけた制服だ。女の話によると、土曜日だけ午後4時オープンで他の日は5時から。40分で3000円から6000円くらいという。と、女が俺の手をとって自分の乳にあてた。そして胸のスナップを外した。大きくはなかったが弾力のある乳房だった。俺はそれを軽くモミながらビールを飲んだ。キスをすると女は口を開けて舌をからませた。軽い酔いと仕事疲れで性欲がきた。女が俺のジッパーを開けてオシボリでペニスを拭く。そしてかがみこみフェラチオをする。左手で尻を触ると女は下着を半分脱ぎ、尻を出す。陰唇の割れ目に入れて膣をさぐる。ミラーボールに照らされて尻はピンクになったり緑になったりして刺激的だ。女はペニス全体を何回か舐めまわしたあと、口を離しておしぼりで拭いた。「あれ」と思っていると「あと二人くるから」といって席をたった。
 次にきた女も挨拶もそこそこにキスしたりフェラしたりしてして席をたった。3番目にきた女は背の高い女で、乳が大きくて俺の手でも余るほどだ。キスは軽くだけだったしフェラも形だけ。そしてボーイが伝票を持ってくると、それで終了だった。
 結局射精なしか、と思って女に聞くと「飲みなおしで指名してよ」という。土曜日の千円タイムはそういうことらしい。飲みなおしは3千円。射精もしたいしビールも飲みたい。3番目についた女を指名した。女はすぐにきた。
 キスすると甘い唾液たっぷり使ってディープキスをされた。右手で乳に触ると「吸って」という。吸うと香水が匂う。尻に触るとやはり半分脱いで割れ目が確認できる。横になった女はペニスを拭いてゆっくり口に含んだ。そして顔をスライドさせて先から奥まで口と舌を使って舐め回す。その横顔はきれいだった。自然に女の口に射精する。女は精液を絞って口に入れておしぼりに移した。
 これで終わりと思っていたが、違う女がヘルプについてまたもやフェラチオ攻撃。「いいよ」というも「しないと怒られる」といって指名の女が戻ってくるまでしゃぶっていた。4人の女とキスしてフェラされて射精して、ビールを5本飲んで4千円。満足して出ると、入り口には数人の客が並んで待っていた。まだ日は明るい。

[末森ケンTOPへ]  [次のページへ]


Copyright(c) 2003-2004 YABOU NO TEIKOKU All rights reserved.