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風俗情報

  フーゾク探検記(4)-3 Date: 2003-12-06 (Sat) 

2.「巣鴨で茶屋遊び。気分は大石蔵之助?ってなわけない」


 巣鴨にある和風ピンサロ「おしゃれ茶屋・醍醐」も「山城」とほとんど似ているシステムである。ここを知ったのは3年前の夏、テレクラ女と待ち合わせしてすっぽかされ、山手線沿いにある昼サロへ行ったところ、フリーでも1時間待ち、といわれた時だった。

 テレクラに戻っても30分きり残り時間はない。午後4時とはいえ日は高く暑い。その年の春に取材で行ったことのある「言葉責めヘルス」でも行ってみるかと西友ストア方面に歩く。が、そのヘルスのあるマンションの場所が明確にわからない。

 と、ある看板が目についた。「おしゃれ茶屋・醍醐」。のれんが下がっていて一見すると料理屋ふうの看板ではある。が、入り口にある置き看板には「完全前金制・総額6000円」とあって誰が見てもフーゾクであることはわかる。巣鴨にはボッタはないと聞いている。それに隣は「魚民」で、「醍醐」の立派な店の造りからしてもそうではなさそうだ。迷わず入って階段を下がる。

 琴の調べはソープの感じ。広い受け付けもソープなみだ。案内の男が「指名ありますか」という。受け付けの窓口の脇には数人の女の写真が貼ってあった。「初めてなので」というと「10分ほどでご案内できます。ここで3千円、女のコに3千円渡してください」という。ソープと同じシステムか?。ということは本番ありか?。聞くわけにはいかないので3千円を払って待合室に入る。

 待合室もヘルスなどにありがちな狭くて不潔なものでなく、中規模のソープなみ。下足番の札をもらってソファに腰掛ける。先客は4人ほどでサラリーマンタイプだ。さてどんな仕掛けがあるのか、ワクワクしながら新聞を読む。

 先客が呼ばれる前に俺の番号が呼ばれた。ということは指名の客ばかりだ。いちおうは期待できそうだ。手を医療用スプレーで消毒され、玄関のタタキで靴を脱いで上がると、浴衣を着た女が「いらっしゃいませ」とかしづいた。

 これだけ丁重なシステムで6千円か?。財布には1万数千円はあるが大丈夫だろう。それに店の男に「3千円以外に特別サービス料とかいるの?」としつこく聞いていることだし。

 女に案内されて旅館なみに磨かれた廊下を歩く。「山城」とは比べにならないほどの広さだ。フスマと柱の数からみて、やはり6畳くらいの部屋が6室はありそうだ。ホステスは20代半ばで背の小さな女だった。尻はデカそうで楽しみだ。

 女がフスマを開けた。中は静かで、やはり6畳くらいの部屋が二つ続いていた。そして奥の壁の前には座卓と座椅子が。座卓の上には電球を使った行灯。そしてそれを照らすように壁のコーナーにはピンクのぼんぼりが。さらに、左手の壁にはボタンの掛け軸が。凝った造りである。座卓にのっている中身不明なウイスキー色をしたデカンターも「山城」そっくり。ということは経営者も同じか?。でも6千円で本番ができるはずはない。ま、いいか。冷房も効いているし、一休みしながらフェラナマ出しでも。と座椅子に座る。

 女が自己紹介する。名前は忘れたが古風な源氏名だった。初めてでもあり、この店のシステムを聞く。

風俗体験取材 末森ケン 入り口で〈基本料〉を払い、さらにホステスに〈サービス料〉を払うこと。本番は禁止であること。それ以外は〈山城〉と同じだ。
それにホステスは人妻が多いということも聞いた。実際に彼女もそうで午前10時から午後4時までが勤務時間らしい。むろん若い女もいるのだが、実入りがよくなくてすぐに辞めてしまうそうだ。たしかにこの料金ではしかたがない。
そこで年齢制限や容姿制限のあるヘルスには行けない人妻ってわけだ。
時間は35分、VIPコースは少し長くて、特にサービスがよくなるわけではないらしい。指名料は2千円で夜でも1万少々あればオンの字。夜より昼間のほうが忙しい、ということはサラリーマンが多いということか。たしかに先客は中年の背広を着た人種だった。

 冷房は効いていて畳の感触が涼しい。胸から手を入れる。やわらかい乳だった。女のあごに手をかけて引き寄せると顔を向けて半分ほど口を開いた。キスしながらスソから手を入れる。安っぽい化粧も人妻らしくていい。

 下着はつけていなかった。股から陰毛、陰唇、膣と痴漢して、再び抱きしめて口を吸う。それほどのキステクはないが静かな和室のデイープキスの味わいは深い。女を横たえて浴衣をはだけると全身が露になる。

 少し出かかった下腹、脇にタレた乳房。手入れしていない陰毛。女は横を向いていた。ズボンを脱いでパンツの横からペニスを出す。女は上半身を起こして、やはりデカンターから液体をオシボリに垂らしてペニスを拭く。そしてペニスを口に入れた。

 腰を入れると「すみません」といって奥までくわえる。右手で乳房を揉みながら、吸う女の顔を凝視する。淡々と時間は過ぎる。

 俺は女の顔をまたいでペニスを女の喉に押し込み腰をスライドさせた。偽性交ではあるがスライドする度に女のあごに俺の肛門があたって快感が増す。女の手を睾丸の下に導いて「さすって」というと女はそのとおりにした。掛け軸を見ながら女の口に射精する。

 事後処理はスタンダードだった。そして玄関で改めてかしづかれ外に出る。

 店の出口の脇に塩ビの看板が貼ってあった。
「謹告・雑誌、新聞等の取材及び無断での掲載は固くご辞退申し上げます」と。
「穴場ですよ」という意味なのか「顔を出せない素人のいる店です」というのか。しかし取材をしたいほどの内容ではない。俺にとっては、ただ巣鴨にあれば便利というくらいだ。あとは〈豪華〉な部屋と店側の丁寧な接客くらいしかない。そんな理由で、常連として通うほどではなかった。それでも年に4、5回くらいだろうか。趣向を変えたい時に使っている。

 本稿を書くために10月末に行ってみた。

まずは70代80代の背の小さな年寄り女にもまれてトゲ抜き地蔵様にお参りしてお土産の塩大福を買って店に入る。若い女の写真もあったので指名をしたかったが1時間以上待たされるとのことでフリーで入る。

風俗体験取材 末森ケンついたのは「真弓」という30歳前後のこれまた地味女。スーパーなどに買い物に着ている主婦って感じである。
隣には西友ストアがある。現実感があってよろしい。シワシワ腰曲がりバアちゃまの軍団を見た後だから、30歳の女を見れば若く感じる。
もしかして巣鴨に出店したことは意図的なのか?と思ったほどだ。池袋、新宿、渋谷にあったら即日閉店だろう。

 さてどうやって使うか。テレクラ女にやっているように、自分でペニスを出して女の顔に近づける。女はテレクラ女のように、そのまま舐めるでもなく、例のごとくウイスキーを垂らしたオシボリでそれを拭いた。

 俺は全裸になりそのオシボリで睾丸と肛門をしっかり拭いた。そして座っている女の前にいき、ペニスを持ち上げて睾丸を出す。
「ここ感じるんだ。舐めて」。女は特に拒否するでもなく、玉を舐めて吸った。ヒクッとした快感がある。

 物は試しと後ろを向いて自分で尻を開いて「お尻の穴も」というと、女は俺のお尻の穴を舐めはじめた。
「もっと奥まで」とせがみ俺は四つんばいになってさらに尻穴を開く。
「吸って」というと女は音を出して吸ってくれた。快感が頂点に達して、ペニスを女の口に突っ込む。腰を入れて射精する。女は静かに事後処理した。

 この女は自分の年や容姿りレベルを正確に知っていた。立ったままでいると女はペニスと肛門を拭いてくれた。その数秒だけでも行った価値はある。あるホステスは「靴下を脱いで素足でプレイすると癒されるらしいのね」と言っていた。さしずめ「リフレクソロジーピンサロ」ってとこなのか。

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