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風俗情報

 (株)セクハラ物産(池袋北口)(3)

 よりオフィスな感じを演出するためか、日中だとプレイルーム以外はけっこうな日差しを浴びることができる。これから銭払ってヌイてもらうんだ、という後ろめたさが希薄になる環境は個人的には嫌いではない。

待合室に案内され、しばらくすると、店長(=営業部長?)らしきニイサンが、会計に来て(この時点で60分総額20000円を手渡す)

「御予約のヤマダ様ですね。今回肩書きはいかがいたしましょう?」

 と、問いかけてくる。別にどうでも良かったんだが、とりあえず「中間管理職の憂鬱」というテーマで(?)、年相応な「係長」を選択する。

 待合室にある自動販売機で缶コーラを買って(100円)、5分ほど待つと、

「ヤマダ係長! お仕事の時間です!!」

 と、お声がかかる。ちょっと恥ずかしい。となりで待っていた20代後半風の私服客が思わず失笑する。だが、本格的なイメージプレイを望む客層にとって、この様に細やかな「配慮」は案外押さえておくべき要素なんだろう。

 僕が店外で知り合った女のコは(株)セクハラ物産では「ルルちゃん」と呼ばれていた。「社内」では1、2を争う人気高のコであるらしく、出勤日にもかかわらず、

「今日はすべて予約でいっぱいなので……」

 と、断られたことも何度かあり、対面の瞬間、やっと会えた感が沸々と湧き、感極まってしまう。

「え〜、マジ〜? ヤマダさんって客、案外いないから〜、もしかって思ったんだけど〜、やっぱそーだったんだ……」

 彼女のその反応は正直、僕にとっては少々意外なものだった。たとえ、社交辞令混じりではあっても、もっと喜んでもらえると予想していたからだ。

 何となくバツが悪い……、そんな彼女の思いが明らかに前面に感じ取ることができた。

「どうしたの?」

 女心を察することができない鈍感男風に、脳天気な口調で訊ねてみる。

「いや……、だって……、恥ずかしいじゃないですか……、知り合いのヒトとお客さんとして会うのって……」

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