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強引に突っ込めば、できてしまいそうではあった。しかし、僕はそこであっさり引いてしまった。明日もハメ撮りなのだ。今は無理にする本番よりも、じっくりとフェラを味わいたい気分なのだ。
しばらく舌をからめながら抱き合い、指で蜜壷をいじくりまわしたりしていた。
「今度は、あたしがヌルヌルにさせちゃうから…」
そういって、Mちゃんが上になった。まずはじっくりと乳首舐め。微妙な舌使いが心地よい。これは期待できそうだ。
すると、いきなり僕の脚を持ち上げて、アナルに舌を這わせてきた。
僕はアナル舐めが好きだ。フェラよりも好きだ。本番より好きかもしれない。だから、アナル舐めにはうるさい。実は前述の大久保の名店「A」は、希望すればいつまででもアナル舐めをしてくれるのが嬉しくて、よく通っているのだ。風俗ライターを名乗っていたほどだから、かなりの風俗嬢ともプレイをして、何人ものアナル舐め名人を知っている。
しかし、Mちゃんのアナル舐めテクは、僕の知っているアナル舐め名人のトップクラスに匹敵するほどハイブロウなものだった。
舌を決して一箇所にとどまらせることなく、あちこちを動き回らせ、さらに強弱をつけて単調さを感じさせない。時にはフクロの方まで遠征し、時には内側へねじ込ませる…。
ああ、こんなところで、こんなテクニシャンに出会えるとは。感動である。
しかし、意外だったのはこの後のフェラは、それほど上手ではなかったことだ。アナル舐めの時ほどのバラエティに富んだ舌さばきは見られずに、ジュボジュボと単調にピストンを繰り返すことが多い。
いや、ま、並のレベルよりは上ではあるのだが、あの素晴らしいアナル舐めテクを味わった後だと、期待も大きくなってしまうのだ。
そして、フィニッシュは素股。ローションをつけた股間をぐいぐいとペニスに押し付けてくる。まだ、濡れているようで、熱くぬるぬるした感触がペニスに伝わってくる。
でも、僕はここで、相互手コキでイカしてもらうように頼んだ。抱き合って、キスをしながらお互いの股間を触りあう。僕は、これ好きなのだ。素股よりも、よっぽど興奮するし、気持ちがいいと思う。
「ああっ、あっ」
Mちゃんの熱いぬかるみを指先で感じ、あえぎ声を聞きながら、しごかれて、発射。
「うわぁ、いっぱい出たぁ」
Mちゃんが驚きの声を上げるほど、大量に迸ってしまった。
シャワーを浴びながら、またMちゃんに色々話を聞いた。以前は、高田馬場のイメクラにいたこと。そしてこっちの店の方が、忙しいことなど。
派手な宣伝はしていないし、何よりもあの外観だ。一見客はあまり期待できそうにないのだが、固定客が多いのだろう。正に隠れた名店である。
僕も大満足だった。古びた四畳半の和室というプレイルームも、なんだか落ち着くし、何よりも女の子がよかった。
恐らく一年中おきっぱなしであろう石油ストーブ。
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