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  痴漢電車@最強線体当たりルポ(3)

 別口でクリトリスにも手が伸び、お尻とももにもそれぞれ一、二本づつ。ゆりちんはつり革につかまることもできず、ほとんど抵抗もせず、ただ海に漂うワカメの如く、ヒトの波に押されてふらふらとするばかりでした。だって今日は自分の快楽とは関係なく(←ホントにそうか?)どこまでされちゃうか一部を除きナニがあってもトコトン取材するハラで来てたからネ。でもなんだか自分が人間として扱われてない気がして思わず涙がにじみました。
 しばらくするとブラウスの裾から手が二本入り、ブラは上に捲り上げられ乳首をつままれていました。それも正面から堂々と。そうかと思うと手をぎゅっと握ってくる輩もいれば、手に自分のイチブツを握らせてくる人もいます。ホントこれだけ痴漢で人が捕まっていると言うのに、怖いもの知らずの無法地帯でびっくりしてしまいました。
そして……。

 しまったと思った時は遅かった。
お尻に手とは違う感触を感じたのでヤバイかなとは思っていましたが、やられました。お尻に冷たい感触が……あ〜あ。
 でもまだお尻にかけられただけだったから良かったです。お尻とももに力を入れてなかったら強引に挿入されるところでした。いくら、今日は何でも受け入れる体制では来ていたものの、受精だけは避けたかった。だって痴漢で赤ちゃんができちゃたら、痴漢好きのゆりちんも、さすがにシャレになんない。ムリヤリこじ開けようとする手は本当に怖かったなー。私はそれからまた観念して、下を向いて時には鼻をすすったりして、なされるがままにしていました。
 少し離れた位置にいるサラリーマンはこっちを見てニヤニヤしてるし、前のイスに座っているおじさんはだらしなく寝てるし。その隣のコギャル二人にいたっては、私とほんの1メートルも離れていないのに別世界にいるかのように楽しそうに話しています。こんなにもの凄い事になってるのにだ〜れも助けてくれない(ま、いいんだけどネ)。
しかしそんな中でも赤羽の一つ手前の駅で
「なにやってってるんだよ!!」

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