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風俗情報

 第8回 風俗業界に携わる人々の裏話(3)

5横浜西口のキャバクラ嬢・りこちゃん(仮名)

 「え〜っ!給料ですかぁ〜?一番頑張った時は、時給一万三千円とか貰ってましたよ〜!」
いきなり冒頭から度肝を抜く、とんでもない金額を口にしたのは横浜西口の某店でナンバー1に君臨するりこチャンである。客と共に酒を呑みながら、バカ話をするだけなのに?そう思われがちなキャバクラでの仕事も、我々には想像もつかない努力と苦労は尽きない様だ。
「これだけの時給を貰うには、やっぱり私の事を指名してくれるお客様に、沢山売上をして貰えないといけないから、必死なんですよ。毎日が勝負!一秒たりとも無駄に過ごせない。店での勤務時間だけでなく、起きている時間は常に仕事の事だけしか考えられない日々
ですからね。」
そんな彼女のポリシーは、いくら上客でも絶対にベッドは共にしない事らしい。その辺りを詳しく聞いてみると、
「私たちは、お客様に夢を売る商売だから、絶対にエッチはやらせませんよ!だって男の人って、やってしまったら夢から覚めるでし
ょ?そうなると呑みにも来てくれなくなるし・・・。」
もっともな意見である。だが、そんな彼女も一度だけ客の誘いに体を許してしまった経験がある。
「凄く紳士な方で、遊び方も素敵な40過ぎの方と一度だけ・・・。だってポルシェとマンションをプレゼントされたら、さすがに断りきれなくって・・・。」

今回、話を伺ったRちゃんクラスにもなると、月給100万円を下回る事は無い。更に馴染みの指名客からの貢ぎ物も多く、それらを併せると月額300万を超える収入を手にするキャバクラ嬢も居るようだ。逆に、指名してくれる客も無くヘルプ廻りが主なキャバクラ嬢の場合だと、月額20万円にすら満たない嬢も居り、
実力主義のシビアな世界と言えよう。

りこちゃん(仮名)プロフィール
神奈川県三浦市出身。中学を卒業と同時に、年齢をごまかして地元のスナックで働く。清純そうな容姿と軽快なトークで一躍人気者に。18歳より横浜西口の某キャバクラで一世風靡する。


6福岡のヘルス嬢・つかさちゃん(仮名)

 「友達とキャナルで買い物をしてたら、君なら絶対稼げる!とスカウトマンに声を掛けられ、今のお店で働くことにしたんです。」
福岡の歓楽街・中洲南新地の某マットヘルスで働くつかさチャンは普通のOLから転身し、周囲から羨ましがられる高額の給与を毎日稼いでいる。
「今の給与には本当、大満足ですよ。でも収入が増えた分、どうしても生活が派手になっちゃって・・・。」
笑みを浮かべながら答える彼女の平均日収は約7万円。月収に換算すると、軽く100万円は超えているようだ。
「今は、あの時のスカウトマンには感謝してますよ。だって、OL時代と比べて給与の桁が一つ多くなったんですもん!抵抗?勿論有
りましたよ!でも、これほど遣り甲斐の有る仕事って滅多に無いですもんね!」
 まだ業界歴が3ヶ月にも満たない彼女だが、お客さんの評判は上々らしく早くも期待の新人と、地元の風俗情報誌からの取材の依頼
が後を絶えない。
「以前に担当したお客さんが、本指名でまた遊びに来てくれた時なんか、私の事を必要としてくれてるんだなぁと思えて、本当に嬉し
くなるんです。だからもっと頑張ろうって自然に思えちゃうんですよ〜。」
その反面、人気有るがゆえの悩みも尽きない。
「確かに指名で通ってくれるのは嬉しいのですが、店を辞めて結婚してくれって言われたのには困りましたね。それだけなら良かった
んだけど、次第にストーカー行為までされて・・・。」
どうやって調べたのか、彼女の自宅を突き止めインターホン越しに連日のプロポーズ。尋常じゃない客のおかげで精神的にも参ってし
まった彼女は恐怖の余り帰宅出来ず。店に泊り込みをする破目に。だが、その事により勤務時間が大幅に延び、指名客が急増する大ド
ンデン返しの結果である。

つかさちゃん(仮名)プロフィール
大分県日田市出身。地元の県立高校を卒業後、福岡の専門学校に進学。2年余りのOL生活を経て、つい最近風俗業界にとらばーゆ。清楚系のキャラが受け、一躍人気フードルの仲間入り。


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