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 ニューハーフパブ(5)

「……」
男とディープキス。
目の前にいるのは女、…女。
まだ迷っていた。が何も言わずにうなずいた。
ともこの肉厚の薄い唇が俺の唇に触れた。
すぐに生温かく、ぬるっとした感触が俺の口の中で広がった。味はタバコのニコチンが少し残っており苦味がある。続いて、ともこは俺の首すじに長い舌を這わせると乳首へと移動していつた。片手は俺の乳首をコロコロといじっている。
「ああっ、気持ちいいぞ」
そう心の中では思うが体はまだ解放し切れてない。
ともこは手を自分の背中に回しブラジャーのホックを外した。
 胸の膨らみは、けっして大きくはなくCカップほどだ。わずかに膨らみかけたオッパイに濃茶色の乳首がちょこんと乗っていた。豊乳の美容整形でなく女性ホルモンによる自然な膨らみ。パウダーをまぶしたようにツルリとしている。
 女性の柔らかい肌でなく、陸上のアスリートのよう。容器にたっぷりと筋肉がつまっている。この感触は慣れると癖になりそうだ。女は力まかせに抱き締めると壊れてしまいそうたが、ニューハーフはちょっとや、そっとじゃ壊れない体である。
姿は女でも筋肉の質は男。
そうしてる内に俺の下半身へと舌は伸びていった。
 ともこは生フェラチオをしてくれた。歯を当てぬようにノドチンコを使って口全体でペニスを包んだ。亀頭から口元を離すと、唾液を口の中で含ませてタラリと垂らした。
濡れたペニスはセクシーだ。
やがて髪をゆすって唇のよるピストン運動を開始。
「動きは単調だけど、くふふ」
尿道から糸を引いた唾液が見える。ときおり手でシコシコとしごいた。
抜群に上手いわけでないか、危うく発射しそうになる。
「はへへへ、だめっ、いきそう」
 いかん、こんなとこで発射したら肝心のアナルファックの時にフニャチンになってしまう。
「交代しょう」
「えっ」
「今度は俺が攻めてあげるよ」
フェラチオを中断されて驚いた顔をしたが俺の指示に従った。

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