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風俗情報

 泪橋の愉快な奇形達(2)

 舞台となったマンションは、上野駅浅草口の吉野家から歩いてすぐのアルベルゴ上野という、金融屋、風俗店、ネット詐欺師、ホモ出張なども入居している、基本的には住居よりも事務所の方が多いマンションです。このマンションは、管理室を勝手に名義変更した管理会社と管理組合法人が裁判で係争中らしい。もう判決は出たのかな。もちろん住んでいる人もいますので、一回に看板など出すことは不可能です。僕が紹介された日には、すでに広告が掲載されていて、1日4〜5人のお客さんはお見えになっていました。僕は何も分からないまま、いつのまにか店長という立場でフロントを任されていた。当面の給料は20万円で、月末に支払ってもらう約束となった。三ヶ月後には歩合給にするとかいっていたが、既に前の職場を辞めており、もう後戻り出来ない。取り敢えずしょうがない、アバウトな口約束でも引き受けることとした。この韓国式エステの料金は、足踏みによるほぐしと蒸しタオルによる全身オイルマッサージ付き、最後はフィンガーによるフィニッシュ有りで60分1万円、80分1万4千円、3Pコースは60分2万円と当時としても良心的なお値段で、特に60分コースは充分疲れもとれるし、人気があった。どうやら、韓国式というのは、全身と下半身のコリをとるマッサージなわけね。これは、ずっと続けていけばお店は繁盛するに違いないと、僕は確信した。その頃渋谷に住んでいたが、通うのが面倒だし、交通費も出してくれそうもないので、店に泊めさせていただくこととなった。同じマンション内でワンルームタイプの部屋を既に事務所を含めて4部屋(3部屋はプレイルームとして)借りており、簡単なリフォーム代と敷金合わせて約400万円以上をすでに投資済みだという。

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