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  テレクラ放浪記(11)-3 Date: 2004-01-12 (Mon) 
風俗体験取材 末森ケン 25歳でフリーター。両親と同居。好きな食べ物はうどんとフルーツゼリー。音楽はエブリリトルシング。タモリの「笑っていいとも」は毎日欠かさずみているという。

 特に変わった女ではなさそうだ。

「今日は振替休日だから、会ってもいいよ」というと「ラッキー、お昼ごろ会いましょうよ」と積極的だ。12月でもまだ真冬の気候ではないので近くの都立S公園を散策することで話が決まった。あまりに調子のいいアポはスカであることは経験済なので、彼女との約束は別にしてツーショットを続けた。

 次に繋がった人妻と話していた時、携帯が着信した。

 さっき約束した女の携帯番号は入力していた。果して彼女からだった。約束してから30分もたっていない。「やっぱりやめとく」とでもいうのか。

 私はいま話している女に「ちょっと待って、携帯にかかってきたから」と保留して電話にでた。「あと20分くらいで駅につくから、来てね」」という。

 会う約束の時間までは小1時間はある。なにが彼女をそうさせるのか、多少不気味ではあったが、いま話している女に「用事ができたから」といって電話を切り、カメラ、ヴァイブ、コンドーム、消毒用のイソジンなどのテレクラ出動セットをバッグに入れ駅に向かった。

 彼女は駅売店の前に立っていた。

風俗体験取材 末森ケン いっていたとおり、やせ型で年齢より若くみえる。ムートンのような薄茶の半コートに黒のデニムパンツ。かなり使い込んだナイロンのリュック。顔だちは流行遅れのお嬢様ふう。私を確認すると、ちょっと驚いたようだったが、すぐに会釈して私に駆け寄ってきた。「急がしちゃってごめんなさい。公園のネコちゃん見たくて早く来たの」という。

 丸い顔に笑顔がひとなつこい。街ですれ違ったとしても特に印象に残る女ではない。が性的記号のついたテレクラの一種であるツーショットにかけてきた女であれば、デキる女である。デキると思うことでその女に私は性欲をもった。

 公園まで歩きながら私は女を観察した。

 童顔なのでロリコン風味のセックスには都合がいい。デブとちがって華奢な体つきだから体位は正常位以外にも応じられるはず。そして私が一番気に入ったのは、女の控えめな目つきだった。あれしろ、これして、と要求すれば何でもする女にみえた。ということはいじめセックスの相手としても使える。

 いたいけな女にセックスを無理強いする。考えただけで私の下半身は熱くなった。池を巡る遊歩道に入ると彼女は「手をつないでいい?」といって私の右手をとった。小さくて柔らかな手だ。近所のヒマ老人たちが釣りをしている後ろのベンチに腰かけると彼女は初めて今日の出会いのことを話しだした。

 それまで気がつかなかったが彼女の歯は汚れていた。前歯の2本が薄茶色になっていてそれだけが少し前に傾斜している。明るい場所でキスする女ではないなと思った。だが、それはいい。フェラチオ用に使えばいいのだ。私はいかにこの女を使おうかとそれだけを考えていた。

「占いっておもしろい?」と聞くと「だって、考えなくていいから楽じゃない」という。自分の意志より他人まかせな性格だと思った。「なにか病気でもしたの」とさらに聞くと「みんなそう言うの。あたしってそう見える?」「ちょっと影がある感じだから」と答えると「めんどくさい病なのよ」と笑った。

「で、今日はどうする、このあと」と私は人ごとのような言い方をして反応を待った。
「どうするって?」「つまり、男と女の出会いじゃない。なるようになるのかな、と思って」と彼女の目に訴えた。
「あたし、気に入ってくれたってこと?」「うん」「じゃあ、いいんじゃない?」。「私は「この奥に静かな池があるんだ。そこ行かない?」と誘うと「ヘンなことするの?」という。「恋人ムードで遊びたいから」と手をとると「親子みたい」と言いながらも女は従った。

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