■ テレクラ放浪記(6)-9 | Date: 2003-06-25 (Wed) |
私は大胆になった。
サチコの手をとりズボンのジッパーをおろしてもうすでに固くなっていたペニスに触れさせた。
「電話でしたときみたいにして」と私はいってペニスをサチコの顔にあてた。
器用に女はそれを口に入れた。「男の人の匂いって素敵よ」といいながら舐めあげるサチコに燃えた。もうガマンができない。
私はサチコを全裸にして即交わった。
サチコは拒否もせずいいなりだ。横に向けた彼女の顔を見ながらすぐに射精した。しばらく無言のあと「強いのね、あなたって」といいながら私の顔を触る女。改めて見るサチコの体は崩れていなかった。
肌は浅黒かったが20代を思わせる乳と尻に私はやってよかったと思った。「AVって見たことないの」とヘンな表現をしてテレビをつけることをせがんだ。安っぽいAVだ。彼女はそれでも一心不乱に聞き入っていた。
「この人たち本気かしら」とつぶやくサチコ。
風呂場ではテキパキと私の体を洗ってくれた。
「感じるところいってちょうだい」とまるでフーゾク嬢のようなことをいいながら楽しんでいるようすだった。
突然彼女はすべって尻をタイルに打ちつけた。私は彼女を抱えてベッドに寝かせた。
「慣れているから大丈夫」といって笑ったあと立ち上がり、私をマッサージしてくれた。
「これが本業なの。お礼にしてあげる」といって、全身を柔らかく揉みほぐしてくれる。
「感じるところは耳と乳首とお尻の穴」というとサチコはそこへ口をつけ、さらに舌で舐めてくれた。
私もサチコの体を舐めた。この女には私の醜悪な体が見えないと思うと、どんなかっこうでもできた。肛門を彼女の顔に向けても恥ずかしくない。復活した私は後背位を指定してまた性交した。
それが終わってサチコは弁解した。
「(北海道では)冬は他にすることないからエッチ好きになっちゃうの。正直いって時々マッサージに呼ばれて誘われるのが楽しみ。いやらしい女って思わないでね」。
その言葉は私にとって楽な気分になれた。デパートの前でタクシーを拾って彼女は帰った。
その後サチコとは3回会って、その度に新鮮なセックスを楽しんだ。新宿にある制服専門店で買った白衣を着せ、さらにサングラスをアイマスクに替えて彼女をロープで縛り、SMゴッコをした時はサチコは泣いた。が構わずに私はヴァイブを使ってサチコを責めた。
彼女の肛門にも異物を入れた。
そんなセックスをした時は必ず翌日の夜電話があり「今度はこんなことしてみようか」と誘うと「いやっ、ヘンタイ」と言いながらも、声はうわずっていた。どうせマッサージしたついでに男の性感帯を刺激して誘われたフリしてやってる女だ。奴隷にして徹底的に調教してやろうと、SM専門誌を読んであれこれ考えた。
が、ある日を境に突然連絡がこなくなった。
その日私が外出から帰った時、「○○さんから電話があった」といった。それまでサチコからは深夜以外電話はかかってこなかった。サチコには正直に独身といってあったのだが、たぶん彼女は電話にでた母の声が若いので私の妻と間違えたのだ。理由を想像するとこれしかなかった。
私は翌日から3日連続してサチコと知り合った渋谷のテレクラに通った。
1回だけ、サチコのような声と繋がった時はあせって「もしかして、サチコさんですか?」といったが切られてしまった。今でも時々サチコとのセックスを思い出してオナニーすることがある。
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