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テレクラ放浪記(7)-9 |
Date: 2003-07-09 (Wed) |
初めての経験に気は動転していたが、当たり前のように振る舞い「気持ちだけでいいから」といってそれをしまった。
私はサービスしなければならなかった。
「思ってたより、可愛くてよかった」といって彼女にキスをした。
「肌がキレイだね」といいながら肩を触った。
「そういうのってきらい。何でもするから命令してほしいの」といってタエコは挑戦的な笑みを私に向けた。
そうだ、いじめてあげるのが今回のプレイだ。
私は右手の指を女の口に差し込んで「舐めろよ、ブタ」といった。タエコはそれを舌で吸った。
「もっと奥までだよ」といって口に押し込んだ。私は照明を落とし、ズボンを脱いだ。そしてスカートの部分をまくり上げた。
「お願い、そこはバージンなの許して」と演技声で女は拒否した。
私はベッドに倒してパンツを下げた。無毛の性器があらわれた。陰唇が盛り上がっているのがわかる。私は足の指をそこにあて、こすった。
そして女の顔にツバをかけた。すべてSMビデオとおりのマネだった。
「もっと」といって女は催促した。
大急ぎでバイブを出して膣に挿入する。
「これが欲しかったの。動かして」といって女は体を左右に震えさせた。
それは10分以上続いた。
私は逆シックスナインのかたちで馬乗りになって膣を責めた。
タエコの舌は私の尻とペニスを交互に舐めた。
女の発するすごい臭いに私は顔を横に向けた。
「お口でだして」とせがまれ、反対向きになった私はペニスを口に入れた。
女の顔を見ると一瞬縮むので、壁に飾ってあったヌードの絵を見る。目をつむって射精した。
タエコは息をゼイゼイさせながら「いけてよかったね」といった。射精して気が落ちつくと改めて女の体の巨大さに気がついた。
1メートルある私のウエストも彼女の隣では子供のようだった。トイレを感じた私はかねてからしてみたかった〈飲尿プレイ〉を実践すべくシャワーに誘った。
床に座った女に「オシッコだすよ」というと、それを待っていたかのように「いっぱいだしてね」といって口をあけた。
しぼんだペニスからはなかなか出なかった。やっとのことで放尿すると口を閉めてタエコは私の小便を飲みはじめた。くすぐったさを感じながらも初めての経験に私は腰を震わせた。
そのあと合わせたようにタエコも勢いよく尿を飛び散らせた。
浴槽から出ようとしてタエコは滑ってころんだ。どうやら腰を打ったようで立てない。私は渾身の力をだして腰を支えて歩くのを手伝った。私は女の腰をマッサージしてあげたが、私の小さな手では用が足さなかった。
「優しいのね、エッチもしたい」とタエコはいう。買われた身分ではイヤもいいもない。
私は自分でこすってできるだけ立たせようとしたが、うまくいかなかった。
それをみたタエコは重い体を持ち上げて、私の全身を舐めはじめた。デブ女の舌は柔らかくて気持ちがいい。
しばらくして正常位で交合を試みた。だが、ペニスはお互いの腹の肉がじゃまになって膣に到達しない。
「無理だよね、これじゃあ」ていって女はあきらめた。私が後背位を提案すると女は私の前で大きく尻を拡げた。どうにか半分ほど挿入できたので腰を動かす。
膣感は想像するよりキツかった。大きな尻をかかえてやっと2回目の射精に成功した。
「エッチしたの半年ぶり。ありがとう」といってペニスに残った精液を吸ってくれた。
タエコはホテルでタクシーを頼んで帰っていった。普段なら〈金をもらってもやりたくない種類の女〉だったが、実際にセックス労働の報酬をもらってみると、デキるものだと思った。
池袋のデパートでスコッチを買って帰った。10数年ぶりに飲む「バライタイン17年」はおいしかった。買われてみると1万では安かったような気がした。〈セックス労働〉にたいする報酬を値切らない女の気持ちが少し理解できたような気がした。
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