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  テレクラ放浪記(9)-4 Date: 2004-01-06 (Tue) 
 ホテルへ入ると彼女はいきなりスカートを脱いだ。私と会った理由が判明した。「ね、絶対帰らないでね。約束してくれる」といっていたので、太い体であろうことは覚悟していた。
実際に上半身は肉付きがよくTシャツのうえからの乳も前に張り出していた。

「ねっ、こういうことなの」といってパンツを下げた。

盛り上がった腹はスイカを縦割りにしたような半円形をしていた。

「六ヵ月だけど、できるよ。それにナマでもいいから。早くしようよ」といって私のズボンのベルトを器用に外した。

 私はあまりのことにうろたえていた。

 生命保険会社にいたころは「妊娠とは極めて重大な病気である」と教えられた。

考えてみればそうだった。
発育する〈腫瘍〉を抱えながら生活するのだから危険を伴う。
臨月ともなれば3キロ近い〈異物〉を体内に入れて動くのだから身体に負担がかかる。
それに抵抗力の低下から細菌感染にもかかりやすいとも教わっていた。数値は忘れたが死亡率は健常な女性に比べて多い。
帝王切開ともなれば危険度はさらに増す。死亡保険金額にかかわらず、生命保険の申込書にある告知欄には、必ず妊娠しているかどうかの質問項目があるのはこの理由からだった。

 うかつにも〈準専門家〉として、私は妊娠女とやる方法どころか、いったい何ヵ月まで性交可能なのか知らなかった。

 女は動揺している私をみて「だいじょぶよ。週に一回検査してるし。アレの味もいいみたい」といって私のペニスを口に含んだ。「汗くさあい」といいながらもさらに奥へ入れる。めんどくさいことはいい。私はその気になった。

 私は持っていたカメラを取り出していった。
「すごい色気があっていいよ。これって女のエロス、最高だよ」。
反応は特になかった。
「心配しないでいいよ。これがあるから」といってチャゲアスのコンサートのおみやげにもらった濃いグリーン色をしたサングラスを女に渡した。

 「撮らせてあげたらエッチしてくれるよね?」といって女はサングラスをかけた。

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