■ テレクラ放浪記(9)-10 | Date: 2004-01-06 (Tue) |
テレクラに戻って夕方5時には3人の調査票ができていた。
ここでも援交や女子高生コールは一本もなかった。夜は人妻コールを望めないので予約してあった近くのホテルに戻ってウトウとしていた。取材のために買ったばかりのPHSが着信して目が覚めた。担当の編集者からだろうか。
「昼間に会った恵子ですけど」と相手はいった。
「もしお時間があったらと思って」と私を誘ってきた。私はとっさに「食いしん坊なので博多のおいしいお店を案内してください」と答えた。チャンスがあれば使おうとおもっていた言葉だった。
「7時に中州川端の駅で」と彼女は希望した。イヤもなにもない。
地図を見ると彼女の住んでいる虹の松原からは1時間もかかる。そんなにまでして出てくるのは、もしかして、と思うと、地元女とやれる機会に私の胸は高鳴った。
恵子は昼間と同じくトレーナーにGパンの恰好でデパートの入り口にいた。
「お酒でも飲みません?」といったのは彼女のほうだった。
歩きながら「ご主人は?」と聞くと「宮崎に出張だから」といってから「そんなことどうでもいいじゃない」といって腕をまわしてきた。ショットバーにでもいって、いい雰囲気になったところでホテル、の予定だったが、彼女の希望で屋台になった。
イイチコのお湯割りを飲みながら恵子はよくしゃべった。
いまの夫は二人目で、それも来年には別れるつもり。子供ができない体なので結婚はもうしたくない。男って女に尽くされると気が重くなるのね。と自分をグチった。
私は話題を変え、いかに東京の女はそんな境遇にも負けずに生きていることを、想像でしゃべった。
フーゾクの話になった。
「ねえ、東京ではどんなエッチが流行ってるの?」と質問されたときは「あとで教えてあげる」といって反応をみた。
顔を赤くしてかなり酔っているようだ。
「ちょっと外に出てみようか」というと「なんとか狼っていうの」と私の顔をみていった。
ダシのきいていない薄味のオデン6.7本とイイチコ5杯で1万2千円の会計。かなりのボッタクリだったが女の前でもあり、払った。
橋の上から見た中州の夜景はサラ金の看板が目立つだけで味気のないものだった。
「ね、どうして昼間誘ってくれなかったの?。エッチな話聞かされたから、家に帰ってからヘンな気分になったじゃない」といって体を寄せてきた。私は一番大きそうなホテルに向かって歩いた。
女は積極的だった。
「あたしって舐めてあげたりするのが好きなの。でもカレは嫌がるのよ。みっともないって。バカみたい」といって風呂からあがった私のペニスの先から根元まで舌を使ってフーゾク嬢顔負けのテクニックで舐めあげてくれた。キスしてもその舌は柔らかく、どうしてこんないい女をほっとくのか私には理解できなかった。3日の禁欲に耐えていた私のペニスは元気だった。
「もう来られないかもしれないから」といってカメラをバッグから取り出すと「雑誌になんか載せないでね」といいながらも積極的に私が指定したポーズに応えてくれた。開脚、オナニー、フェラチオ、結合、とじゃれあいながら2本のフィルムを使った。
2回の性交が終わると午後11時を過ぎていた。私はタクシー代とモデル代として1万円札を恵子に渡した。彼女は素直に受け取り長いキスをしてくれた。