１９５９年
大阪の裕福な商家に生まれる。あどけない顔立ちの赤ん坊が、いつしか歌舞伎町で暗躍するフィクサーにのしあがろうとは、誰も夢にも思わなかった(アタリマエか…)。
１９６９年
当然のことながら子供の頃からガキ大将。近所の空き地などにたくさんの隠れ家を作り、部下という名の友達にそれぞれ担当を振り分けていたという。もうすでにキャッチバーをチェーン化するノウハウを身につけていた!?
１９７６年
祖父母、父と立て続けに他界。そんな不幸とともに稼業も衰退し、家計はみるみるうちに火の車に。この頃からお家復興をために、さまざまな成りあがり計画を画策していたという高校時代。
１９７７年
受験に失敗し浪人生活。キャバレーでアルバイトをはじめる。その優男ぶりが社交さん(ホステス)にバカウケ。一躍、夜のアイドルに。水商売の「ウマみ」を肌で体感する。
１９７８年
東京の大学に合格し上京。リッチな学生生活を目指し歌舞伎町のキャバレーでボーイのアルバイト。しかし、そのお店は極悪非道なぼったくりバー。ここから、影野氏のぼったくり人生が華々しく!?　幕を明けることになる。
１９８３年
若くしてキャッチバーを任され、青年ウラ実業家としての階段を着々と登る影野氏。飛ぶ鳥を落とす勢いで店舗を増やし、歌舞伎町界隈の人間のなかでは知らぬものはいないという一大ぼったくりグループ「Ｋグループ」を作りあげていく。
２０００年
歌舞伎町のキャッチバーでのぼったくり行為で逮捕。強盗、恐喝、風俗営業法律違反により懲役４年６ヶ月の実刑判決を受ける。しかし、獄中でもすでに次のビジネスプランを考えていたんだとか。
２００２年
新潟刑務所での約3年間の獄中生活を終え12月に仮出獄。まずは日焼けサロンで刑務所のアカを落とし、長年のつきあいである部下たちと朝まで大宴会。その後、試行錯誤の末、出会い系サイトを立ち上げる。またビデオ映画「実録・ぼったくり(ミュージアム作品)」も12月発売予定。